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　びっくりしたぁ…。
　雪菜ちゃん、だっけ。可愛い子だったなぁ。
　そして冷静な対応をする芹奈ちゃん（マジョリンタンはなかったことに）も流石だ。
　机に頬杖をつきながら絵を描いていると、突然。

　ピリリリリリリっ

　希「うわっ」
　店員さん「すみません、音量小さくしてくださーい」
　希「あ、すみませんっ」

　私はお店の邪魔にならないよう、扉を押して外に出た。
　携帯には「鵜飼うかい穂希ほまれ」とある。

　私は携帯に軽く手を添え、小さくため息をついた後に携帯電話を耳に当てた。

　希「もしもし穂希？……何か用？」
　穂希「何か用、じゃないよお姉ちゃんっ。今までどこ行ってたの！」
　希「……どこって、え、えっと」
　穂希「家の引っ越しの片付け、まだ終わってないじゃないっ」
　希「……ごめん」
　穂希「今すぐ戻ってきて！　お願いねっ」

　穂希は私の双子の妹。性格は正反対で、私と違ってアグレッシブ。
　今風のファッションやアクセサリーに詳しくて、姉の私はいつも妹に助けてもらってる。

　私はお店に戻るとスケッチブックとリュックを抱えてレジに向かった。

　店員さん「あら、もう行かれるんですか？　三百八十円になります」
　希「……えっと、これで。あ、はい。ちょっと用事があって」
　店員さん「またよかったら、いつでもいらしてくださいね」
　蘭紅「え、もう行っちゃうんだーまたね！」

　希「……あ、はい。また来ます。妹も連れて」
　店員さん「妹さんによろしくね」


　【すみません、キャラ紙追加です！】

　名前：鵜飼うかい穂希ほまれ
　年齢：14
　容姿：髪型はツインテール。今風のブランドものの服と短いスカートをよく着ている。
　備考：希の双子の妹。中学は別々。