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>>35-37

(愛)

「なっ...！？」

暫くの思考時間の後、私も、銀髪の店員が発した驚愕の事実に唖然とするしかなかった

「そ、そう...
まぁ、故意では無いと言え、この店に来たのは事実だし、一杯飲んでくよ。カプチーノとかあるかな？」

平然を保つため、そして、黄金髪の中立的外見の店員が、私のかつての友人かどうかを確かめる為に暫くこの店に滞在することにし、近くの席に座って注文をする

(最初は他人の空似かと思ったけど...今の話が本当なら可能性は低いがある。あの店員......蓮華、なのだろうか？)


「あ、ニコラちゃん久しぶり！
なら...お言葉に甘えてリベル君、お皿洗い宜しくね！」

別の方から、店長と思わしき人が、来店した黄色髪の女性に手を振っては、銀髪赤目の若い男性に頼み事をしているのが見えた。

>>38


新しい客が来たところで、店員達は対応しているが‥
と、とにかくだ。この事実を早く確かめたい俺は、思い切ってあの店員に聞く事にした。
その前に出されたコーヒーをすべて飲み干し、なんて聞くかを考える。

「確かあの銀髪の店員だよな?」

俺は席を立ちあがり、一瞬荷物を忘れていないか戸惑ったが、ここにそんな人間はいないだろう。
名前は良くわからないが、その容姿で呼称することにした。

「お、おい‥銀髪の君、さっきのその言葉ってどういう意味なんだ?」

あの言葉の真相が気になってとてもとても気が気でない。