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「俺は花蘇芳。よろしくね。ああ、俺の持ち物には触らないで。どれもすごく大切なんだ」
「そういえば小さいとき、俺は欲深いから皇帝の器じゃないと言われたことがあるな。まあ、なるほど確かに、欲しいものは尽きないよねえ。世のなかには、綺麗なものがたくさんある……」
「みんな今日も愛くるしいね、ふふ。ふふふふ……。さあ、早く埃を払ってやらないと！」

役『皇三男』

名前『花蘇芳はなずおう』
性別『男』
年齢『20』

性格『自由気ままな性格。芸術家肌、浪費家。「言葉を話さない、綺麗なもの」をこよなく愛し、それらの収集、所有、手入れに気違いじみた異常な執着を見せる。それに対する周囲の反応などは意に介さない』

容姿『長身痩躯（180cm）。ふんわりとした髪質、赤みが強く柔らかい色合いの茶髪。曲線的な細眉。たれ気味の赤目。唇は色も厚みも薄い。浮世離れした雰囲気の青年』
服装『赤糸で花の刺繍がされた白い衣に、黒い帯。靴はふくらはぎの半分程度までを覆う黒いもの』

備考『一人称「俺」、二人称「君」「あなた」。嫡長子を「兄者」、皇次女のことは「名前＋さん」。異母きょうだいたちのことは第二皇子様、第一皇女様などと呼び、ほとんど個人名は口にしない。東宮の兄妹のことはきちんと（花蘇芳なりに）愛しており、逆に異母きょうだいたちのことはほとんど意識していない。帝位には全く興味がない。宝石、人形、陶器、染物、花などなど幅広く収集したものは、自室と、専用の宝物部屋に保管され、花蘇芳自身が毎日大切に手入れをしている。特になんの切っ掛けもなく、小さい頃から綺麗なものに執心し、結果言動が奇っ怪極まりなく、その問題児っぷりは宮廷中で「東宮は鬼神の子どもを生んだ」と噂されたほど。運動神経がいいが不真面目なため武芸は今一つ、勉学はほとんど出来ない。文学と芸術関連のみ飛び抜けて優秀』