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>>21、>>22

笹夜がどこからか飛んできた攻撃をかわし、魔華と名乗った敵が新しく現れた。オレがそこまで認識したと同時に剣士の方のヤツが呟いた。
「敵が一人増えたか.......増えようとする事は同じだけどね。

ならこっちは支援に回るよ。」
剣士の方の女がそういった途端、金色の芽が足元に咲く。その瞬間、身体の疲れが取れていくのを感じた。
「回復系の魔法か・・・助かる！」
一応礼を言い、オレはさらに後ろに飛んで魔法の準備をはじめながら叫んだ。
「オレが2人まとめて牽制する！その隙にやってくれ！よっしゃ、行くぜ！雷よ、こたえろぉっ！〈嵐マグヌス・雷トニトゥルス〉！」
オレが放った魔法が空を駆け、ロールと魔華の足元に着弾し、激しい光を撒き散らした。

腕の痛み…ひいた！
笹夜「ありがとね！」
でも、まだ完全に治ったわけじゃないから完全に自由にはうごかせない……
？「『回復魔法 癒しの風』」
笹夜「！？」
笹陽「僕は笹夜の実の兄。笹陽だ。」
は？んなわけあるかい。