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Re: existential war______【戦闘、募集中!】 ( No.85 )
日時: 2020/04/13 17:20
名前: ナタリ (ID: SG60l.ki)

>>84

マイクside

狐の甲高い返事を聞いて余計に違和感が募るマイク。鳴く声が変だったかと言われたら、そうではない。普通のどこにでもいる狐の鳴き声だった。なのに、どうしてこんなに違和感を持ったのか。それはこの狐に“知能”を感じたからだ。
野生であろうと愛玩であろうと、動物というものは本能で動く生き物だ。しかしこの狐からは本来漂うはずもない人のような雰囲気が漂っていた。

「あはは、まあいいや」

そうだ、狐が何者かは今はどうでもいい。少なくともこの狐が自分たちに危害を加えようという意思がないことははっきりした。それが分かれば特に用はない。

「ねぇ、キミもあそこにいる人の仲間?」

先程も狐の真似をしたなら、今回の質問にも答えてくれないかもしれない。だが一応問いかけてみた。
マイクの視線の先には驚きの表情で固る蜜の姿があった。そして少し視線を動かすと驚いて少し腰が引けた皇成の姿も。
それをみて思わずマイクは深いため息をはいた。