オリジナルなりきり掲示板

Re: 三界録(戦闘メイン・募集締め切りました) ( No.114 )
日時: 2020/04/14 01:03
名前: 心 (ID: cl9811yw)

【Rozeさんのイラスト拝見しました!虎のデザインうまく組み合わさっててかっこ可愛いですね!】

#その後 不合格者が退室中の出来事
【リオンさんサイド】
「つっ・・・」
不安がどんどんと募っていく。合格したのは良い。だが周りに知り合いが欠片もいない。慌てて辺りを見回せば、なんだがほとんどの人が周りとくっついているように見える。
唯一見える同じ軍服も、誰か別の人物と話しているようだ。
ここは己も頑張らなくては、一歩足を踏み出し、前にいた女性に話しかける。
「あ、あっあの!」
「ん?なんだい少年?」
「名前、おしえてもらっても、いいかっ・・・?」
そこまで勇気を振り絞りそう尋ねれば、女性はフワリと笑って言った。
「シェラ・バレンタインだ。これからよろしく。キミの名前は?」
「ボクは、リオン・カイラス、だ」
「そうか、リオンか。私のことはシェラと呼んでくれてもエルと呼んでくれても良いぞ。リオンのことはリオンで良いかい?」
「あ、ああ、構わない・・・!」
「なら、しばらく一緒に行動しよう。まぁ、本当に一瞬だが。」
「ああ、ありがとう」
こうしてリオンはどうにか知り合いを作ることが出来たのだった。

【リオンは若干ツンデレの気がある上に人見知りと言う難儀な性格。】

【椎奈さんサイド】
#その後 不合格者が退室した大広間
不合格者と入れ替わるようにクィーンクゥェの宰相とその部下たちが何やら箱を運んでいる。その作業が一段落したのを確認し、椎奈が口を開く。
「皆さん、注目してください。」
軽く手を叩き、注目を王たちに集めて椎奈は言う。
「では、色々説明など行います。まず、なぜこの様なことになったのかを簡潔に説明致します。レオン陛下、お願いします。」
椎奈がそう言って一歩下がるとウーヌス王が口を開く。
「これはあなたたちも知っていることと思うが、第四の世界が現れた。
我々はこれを【アトランティス】と名付けた。
ここからはまだあまり知られていないことだが、その後、神の世界に門が開き、天使が司書を【記憶喪失ロストメモリーズ】にした。司書の記憶晶メモリーズクリスタルはとても価値がある。何かには引き換えることができない。そして神の世界の神々は唯一神ウーヌムを通じて我々に命を出した。司書の記憶を取り戻せと。それが我々が今ここにいるわけだ。」
そこまでウーヌス王が言い切り、ちらりと椎奈に目を向ける。
「ありがとうございます、ウーヌス王。次に、ビャクヤ様、ゾーイ様お願いします。」
そう言われて前へ進んだ二人が、先ほど運ばれてきた箱を開け、台の上へ置く。
「適当に選べ。」
唐突にビャクヤがそう言う。それを少し咎めるような目で見たゾーイはしっかりと説明を始める。
「これは我が国とビャクヤ殿が共同で研究し、開発したものです。」
箱からまず一枚の紐が通された鉄の板を取り出し、口を開く。
「この鉄板は、こちらの・・・」
アクセサリーのような小さめの鉄板を取り出し、言う。
「鉄と呼応します。具体的には・・・」
仕事をしろとばかりにちらりとビャクヤを見やる。
「その板たちは元々一本の聖剣だった・・・それを溶かして薄くして打ち直したのがそれだ。聖霊は分かれても呼応しあう・・・トレースの研究がなくては、完成しなかったものだ。」
「具体的な使い方としては、少し魔力を注ぎ込むイメージで使ってください。すると・・・」
大きな方の鉄板がぼんやりと紅い光を零しはじめる。小さな方の鉄板は真っ直ぐな光を鉄板の方へ向けた。
「この小さい方・・・我々は便宜的に光標ルクスと呼んでいますが・・・は人数分足りるはずです。
ですが大きい方、名前は光源フォンスは二枚しかありません。なので皆さんは向こうへ行ったらなるべく二組で行動する事をお勧めします。
私からは以上です・・・ビャクヤ殿、何かあればどうぞ。」
「聖剣、短剣ならあるぞ・・・要るヤツは・・・と言うか、短剣だから惜しまず全員持って行け。私からも以上だ。」
そう言ってビャクヤが口を閉じると椎奈がまた口を開く。
「他に何か連絡のある王はいらっしゃいますか?・・・ありませんね。
ではこの後は自由時間です。係りの者が部屋へ案内します。明後日の朝出発となります・・・向こうはどんなところかは分かっていません、軍の旅装を使って良いですが、その他必要と思う物は自分で用意して下さい。以上で解散とします。」

光標ルクスの方のサイズはモノの消しゴム(でかい方)ぐらい、光源フォンスの方はスマホぐらいのイメージです。光標ルクスは飛◯石みたいな感じで使います。】