オリジナルなりきり掲示板
- Re: 三界録(戦闘メイン・募集中) ( No.30 )
- 日時: 2020/04/11 15:01
- 名前: 心 (ID: cl9811yw)
【それでは、開始いたします。大変お待たせしました。】
#ウーヌス国 王宮 大会議室にて
「やはり、無理がありますぞドゥオ王!戦争がなく平和の弊害で軍は何処も人数がいない!」
円卓に着席した五人の王。そのうちの一人がそう言った。対して、ドゥオ王と呼ばれた筋骨隆々の壮年の王は言い返す。
「だから、その少ない軍でも五大国まとめて送り込みゃいいんだよ、塵も積もれば山となるって言うだろ!」
会議は先程から紛糾していた。
「まあまあ、落ち着いてくださいドゥオ王、ウーヌス王。それより、他の王の案も聞くべきですわ。ねぇ、クィーンクゥェ王、クァットゥオル女王?」
眼鏡をかけた女王がそう発言すると、今までずっと黙っていたクィーンクゥェの王が言う。
「人がいないのならば少数精鋭にすれば良い。」
それきり口を閉ざした王から皆が視線を外し、その右隣の穏和そうな女性に目を向ける。
「私はクィーンクゥェ殿に賛成です。少数精鋭にすれば選考に時間もかかりませんし。トレース殿はどう思われますか?」
そう言うと皆がドゥオ王の左隣に座る先程仲裁に入った女王へと目を向ける。
「私もその案に賛成です。最低でも各国一人出ればいいと思いますし、試験でふるい落とせば良いのでは?この案についてどう思われます、ドゥオ王、ウーヌス王?」
「成る程、試験か・・・それはいい案かもしれねぇな。」
「私はそれに賛成しよう。各国五人づつ候補生を出し、その中から考えるというのはいかがか?」
だんだん場の空気がまとまりそうになって来たところで、この場の司会を務めていた宰相の女性が言う。
「それでは、ここで一度まとめます。送るのは少数精鋭、候補は各国五人づつ。この案でよろしいとおもわれる方は、拍手をお願い致します。」
そういい終わるとその女性はくるりと円卓を見回す。
五人の王が全員拍手しているのを見届け、女性も拍手をしながら言う。
「では、各国すぐに候補をまとめてください。全員集まり次第、試験を始めます。」
そう女性がいい終えると会議室はざわめきに包まれ、次々と王たちが出て行く。
#ウーヌス国 王宮 執務室
「では陛下、こちらの五人でよろしいでしょうか?」
この間の会議で司会をしていた女性がそう尋ねる。
「ああ、そうしてくれ朝田。」
朝田と呼ばれた女性ー宰相の朝田椎奈ーは頷いた。
「承知いたしました、速やかに次の会議を招集いたします。」
一礼して出て行った朝田を見送り、ウーヌス王は力を抜いたのだった。
#その後 再び大会議室にて
「それでは、各王五人そろいましたでしょうか?試験官は私が務めさせていただきます。」
「おいおい、力を疑うわけじゃねぇけどよ、大丈夫なのかよ?実戦形式の一対一だろ?」
そういうと椎奈はそれに対して行動で示した。
「こちらで如何ですか?」
いきなりドゥオ王の目の前に雷が現れた。言葉とほぼタイムラグのない、凄まじく速い魔法の発動。
「おう、さすがウーヌスってとこか?ま、なんなせよ認めてやるよ。あんたが試験官だ。」
平然としながらドゥオ王はそう言う。
「はい、ありがとうございます。他の方々もよろしいでしょうか?よろしい方は拍手をお願い致します。」
すべての王が拍手をしているのを見届け、椎奈は言った。
「それでは、各王候補生を招集し、3日後ここへお越しください。以上です。」
椎奈はそういい終えると大会議室から次々と王たちがでて行った。
【この後皆さんは王に招集され、国毎に集まって一対一の試験を受けていただきます。】
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