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Re: 【指名制恋愛】獣が食らうは恋の味【募集中】 ( No.105 )
日時: 2020/09/07 15:57
名前: 雪林檎 ◆iPZ3/IklKM (ID: w1UoqX1L)

>>104

 姉「……っ、あなた……!」
ばたばたと失った足を動かす青年が_____自分の愛おしく大切なたった一人の人間だという事に姉様は気が付く。
姉様の紫水晶の瞳には涙があって、可愛らしく微笑む。誰が見ても、綻んでしまうそんな薔薇の微笑。自分とは違う、自慢の姉。
綺麗で、眩しくて、可愛くて、可憐で、清楚で、淑やかで女の憧れの的。
ペルランさんから離れ、タッと駆けた先生は、迎えた姉様を強く抱きしめる。
青年「……アメリア……っ」
姉「ジェイドさん、良かった、生きてたのね」
抱き合った、2人を余所に、私達は向かい合う。
何だか、気まずい空気が流れ、黙ってしまう。
ペルランさんは先生を、助けに行っていたんだ。その事だけで、感謝を伝えたくなるのに、何も言えなくて。
 両親の事を聞かれてしまった。自分の身分、隠したかった家柄。何もかもこの人に知られてしまった。
きっと、彼は。
失望をしているだろう、それか、もう話してはくれなくなる。
シェリル「……、あの、……義兄様をありがとうございます」
先生ではなくあえての『義兄様』。自分の中でけじめは付けていると、言いたくて。
貴方とは触れ合ってはいけないけれど貴方が好きだと伝えるように。
姉と義理の兄がいる中、淑女らしく振舞わなくてはいけない。
その為、私は淑やかに裾を持ち、両足を絡め、一歩身を引き、一礼をした。