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>>47

シェリル「いいえ、貴方が悪いんじゃないんです……私が……もっと早く対処してればよかったんです、気を悪くしないでください、ね？」
そう言って微笑む。
実際に早く店を出なかった私が悪いんだ、ペルランさんは悪くない。
意気地なしで臆病で弱虫だった私が悪い。
シェリル「それに………あんな事態になってしまったけれど……貴方と一緒に居られて……楽しかった……私を護ろうとしてくれたのも……言っちゃ悪いけど……とても嬉しかったんですよ」
そうだ。
彼は私を護ろうとしてくれたのだ。
あの男性から。
それだけで嬉しかったし、逆にスカッとした。
シェリル「私は獣人だから、じゃなくて……もっと世の中が……等しくなって欲しいと思っています」
売り飛ばされ………否応なしに勝手に命を奪われるなんてあってはならない。
本当は。
変えたい、だけど、無力だから。
近くにいる人を保護しないとって思う。
シェリル「そう夢見てても何もできないんですけどね……」