オリジナルなりきり掲示板
- Re: 獣ト偶像ノ狂騒曲【募集してます】 ( No.24 )
- 日時: 2020/07/11 20:33
- 名前: 佐貫 (ID: CROAJ4XF)
>>ALL
(本編開始おめでとうございます!皆様よろしくおねがいします~!)
少しばかり暑いくらいの快晴に恵まれた今日。神聖国ローラの街中にて、べレニーチェとそのパートナーのユギーは喉の渇きを癒そうとカフェのテラス席でお茶を楽しんでいた。
べレニーチェは機嫌よさそうにカフェラテを飲み、向い合って座るユギーは少し落ち着かなさそうに翼を縮こめてレモンスカッシュをずず、と啜る。
ユギー「…暑いから休憩は賛成、けど…人の多いとこはやっぱり慣れない」
べレニーチェ「そう?最初に比べれば随分と慣れたじゃない!店員さんに自分で注文できていたし。はぁ~、それにしてもさっきの店員さんかわいかったー!ここ、通おうかな」
ユギー「そういうの、…そう、見境ないというんだよ、ベ……ル、今の、聞こえた?」
べレニーチェ「聞こえてしまったねえ。はぁ……私達のデートを邪魔する無粋な輩もいたものだ」
少し離れたところから多くの悲鳴と物の壊れる音を確認した二人は、飲みかけのドリンクを名残惜しそうに一瞥したべレニーチェをユギーが問答無用で引っ掴み自慢の翼で物音の方へと翔けた。
駆け付けた先では街中であるにも関わらず、無数のオーガやゴブリンが人間を襲っていた。どうやら先に異変を察知したアイドル二組が少数ながら交戦していたようだが、それでも抑えきれていない量のモンスターにべレニーチェはため息をつく。
べレニーチェ「これはこれは…デートの続きは暫く出来なそうだね。ユギー、人通りの多い広場へ続く道を陣取ろう。被害をこれ以上出してはいけない」
ユギー「了解」
べレニーチェは背に携帯していた槍をひょいと掴み、刃先に雷が走った事を確認すると比較的体格差の少ないゴブリンを重点的に薙いでいく。ユギーは風でオーガを翻弄、体勢を崩した個体から雷を纏った爪で切り裂いた。街中である事を考慮し広範囲の魔法は控えているらしかった、が。
ユギー「ッベル、あぶない!!」
べレニーチェ「うおあッ!?!」
取り逃した一体のオーガがべレニーチェを背後から狙っていた。物理攻撃が届く間合いではなく、何より一瞬の事で選択肢が多くなかったユギ―は咄嗟に青白い雷を一閃、オーガに向けて落とした。オーガは黒く焦げて真っ二つだ、だが石畳は壊れ、地面まで大きく抉れていた。
- Re: 獣ト偶像ノ狂騒曲【募集してます】 ( No.25 )
- 日時: 2020/07/11 16:19
- 名前: タンスニカビゴン ◆xGYbWl71YI (ID: fMHQuj5n)
>>ALL
雫が水面へと落ちる様な、そういう静かで細い声がした。
???「……シェクスァ(許しを)」
世界から消えかけの古い祈りの言葉を唱える白磁色のローブを纏った人影が、建物の間に立っている。
指先から伸びたか細い白糸が空気を縫い、数体のゴブリン達の首元に巻き付いた。
白磁色の青年が虚空を見上げると建物の屋上から黒い小さな影が跳び下りて来て、伸びた糸の上に四本足で器用に着地する。
???「ネアリ、お願いします」
「ナァ」と一声、着地したのは一匹の黒猫だった。
小さな爪先で糸を弾くと、突如発生した青い炎が糸伝いにゴブリン達へと絡みついていく。
炎だけを掃おうとしても意味は無い、糸だけを除けようとしてももう遅い。
ネアリ「なんだロシカ、もっと沢山巻き付ければ良かったのに、これでは全部は殺せていないだろう、討ち漏らしが山ほどいるぞ」
ロシカ「……人がいたので、あまり広い範囲に糸を伸ばせば、巻き込む可能性があると思いました」
ネアリ「一般人ならまだしも彼女らも恐らく偶像だ、巻き込まれる様なミスはしないと思うけど?」
ネアリと呼ばれた女の声で喋る黒猫と、ロシカと呼ばれた白磁色の青年。
この二人も偶像であると、他の皆が判断するには十分に材料がある。
- Re: 獣ト偶像ノ狂騒曲【募集してます】 ( No.26 )
- 日時: 2020/07/11 16:48
- 名前: 抹茶水 (ID: z6zuk1Ot)
>>23-25
アイリス「せぇぇい!」
カン「はぁッ!」
自身が細剣でオーガを突いては離れ、隙が出来た敵にカンが力を込めた拳で殴りつける。その間、他のゴブリン達がカンの邪魔をしないように細剣で牽制する。それが私達の戦い方。
“やはりこの戦い方ではモンスターを抑えきれない。”そんな不安を感じ始めた頃、ゴブリンが私達以外の何者かによる剣によって切り裂かれては、また別方向から雷を纏った何かがモンスターを真っ二つに切断する。
さらに別方面では炎に呑まれるゴブリン達の姿が。これが何者かの仕業であるかはすぐに察する事ができた。
カン「アイリスの言った通りだね……!思ったより人数が居るみたいだ」
アイリス「そうね。私達を含めて偶像は4組。これならいける……!このまま押し切るわよ!」
カン「ああ!」
戦局が当初とは変わり、こちらに有利になった今が好機。そう確信し、攻撃の速度を上げていく。
しかし先程とは違い、この攻撃は牽制なんかではない。
剣を心臓や目……相手の急所に突き付ける一撃必殺である。心臓を貫かれたオーガは呻き声をあげてはあっという間に動かなくなる。
アイリス「よし……あと15匹」
- Re: 獣ト偶像ノ狂騒曲【募集してます】 ( No.27 )
- 日時: 2020/07/11 20:32
- 名前: 佐貫 (ID: CROAJ4XF)
>>周辺ALL
べレニーチェ「……あっぶなかったー。助かったよ、ユギー」
ユギー「うん、間に合ってよかった。……さ、戦力も増えてきた。終わったらでえと、だから。もう少し頑張ろう?」
べレニーチェ「ひゅー!珍しくユギーが乗ってくれた!じゃあいつも以上に頑張らないと、ねッ!」
視界端に捉えたゴブリン達が青い炎に絡めとられていく様子に新たな偶像の存在を確認し、気づけば無数にも思われたモンスター達も数えられる程度に減少していた。
終わりの見えてきた戦況とやる気の出るパートナーの言葉に勢いづいたのか、べレニーチェは槍を肩まで持ち上げ投げるようなフォームに握りなおす。そして数メートル先に連なったオーガ数体のへ向けて、投げた。
並みの人間を超える力で放たれた槍は雷を纏ってオーガ達の心臓部を一点に狙い、突き刺さす。
ビンゴ!と得意げに声を上げたのはべレニーチェ。オーガの胴を完全に貫いた槍は仕事を終えたように思われたが、ユギーは槍を片手で引き抜くと一投では仕留めきれなかった付近のもう一体の首に振りかぶった。ごとり、重苦しい音と共に首が落ちる。
ユギー「ふふ、コンビネーションの勝利、だね」
べレニーチェ「まさしく!――と、さてさて。他の人達はどんな具合かな?」
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