>>113【都亜/台所】「あっ、おねえやっときたー!」茉莉はいつもと同じエプロンを着てやってきた。長い年月が経ってもエプロンはそれ以外を着ている姿を見たことがない。しかし、だからと言ってくたびれ果てているとか、そう言ったわけではない。よほど大切な物なのだろう。どこぞのお嬢様のようにお淑やかな茉莉に良く似合っていると、この姿を見るたびに都亜は思うのだ。「今日は何作るの?」
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