「行ってら~」叶太に手を振り、柚祈の方を向く。「そっかぁ、お前、霊妖か。」柚祈のオレの含みのある言い方にビクッと震えた。オレはすぐににこにこと笑ったが。「……まぁ、事情もあるよな。オレすっげぇ霊妖は嫌いだが、柚祈は殺さねーから安心しな。人間襲わないんだったらそれはそれでいいし。……それで、柚祈を霊妖にした奴、殺して来ていいか?」
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