オリジナルなりきり掲示板

Re: 笑って、笑って、泣いて。〔年中無休で募集中!!〕 ( No.32 )
日時: 2020/11/07 14:48
名前: リィ (ID: SG60l.ki)

【都亜/リビング】

小さな足でこちらに駆け寄ってくるめい。
自分がお迎えに行くかもしれないと聞いて心の底から喜んでくれている様子を見て、歓喜余って

「お姉ちゃんもめいちゃんの事大好きだよー!」

と言いながらめいをぎゅー!っと抱きしめ
そして母、愛の言葉を聞いて都亜はより一層笑みを深め

「本当!? やったぁ! じゃあお母さん、今日は一緒にめいちゃんのお迎え行こうねっ」

約束だよ! と言いながら自身の頭に乗せられていた手をぎゅっと握りしめて

Re: 笑って、笑って、泣いて。〔年中無休で募集中!!〕 ( No.33 )
日時: 2020/11/07 15:22
名前: 雪林檎 ◆iPZ3/IklKM (ID: w1UoqX1L)

【茉莉/リビング】

 「うん、あるかな。でも午後から」
にこっと微笑み答える。
大学生だからなぁ、これでも。

「多々良はご飯食べた後、用あるの?」

そう聞いたところで携帯が鳴り、誰かと思えば先輩だった。
「ん~、今日はちょっと早めに出なくちゃいけなそう」
サークルの手伝い、かあ。
今日は何を読もうかな。
因みに入っているサークルは文学サークル。

【茉白/学校】

 バスを降りて、ふわあっと欠伸をする。
早く来た甲斐がある。
学校内はがらんとしていた。
 教室に鞄を置き、用意を済ませたら三階にある美術室へと向かう。
 
 こんこん。

 「水無月先生」
誰かに聞かれているかもしれないから先生呼び。
ハッと息を呑む声が聞こえた。
「扛上さん」
先生と生徒。
だけど、彼氏と彼女。
 準備室から顔をひょっこり出した佑都君と目が合って、笑い合う。
美術室に入って戸を閉め、ガキをしっかり閉める。

 「やっと会えた」

手を握ってきた温もりを感じ、私は静かに目を伏せる。
嗚呼、優しい桜と太陽の匂い。

Re: 笑って、笑って、泣いて。〔年中無休で募集中!!〕 ( No.34 )
日時: 2020/11/07 21:12
名前: リィ (ID: SG60l.ki)

【多々良/リビング】

「そーかぁ」

相槌を打ちつつ、朝食を口に含む。旅をしている間は向こうのご当地料理や、サバイバル料理ばかりだったから、寧ろ今こうして家で食べている事が新鮮だった。
ひょいぱくひょいぱくと口にご飯を運んでいると、茉莉が朝食を取った後何かあるのかと聞いてきた。
慌てて飲み込み

「いや、何か用事があるって訳じゃねぇよ。こないだ帰って来たばっかだしな。そこら辺を散歩して、何かバイトでも探すわ」

何をするにも金が必要だからな、と茶を啜りつつ内心呟いて
その時、茉莉の携帯に電話がかかってきた。電話が終わり、早めに出なくてはいけなくなりそうだという茉莉に

「ん、そうか。頑張れよ!」

ニッ、と笑って

「ごっちょーさん。母さん、片付け手伝うよ。めいを送ってかなきゃなんねーだろ?」

ぱちんと両手を合わせて、食器を流しに持っていきつつ言う。四年前までは出されたら食べてそのままだったが、旅をして人と関わるうち、多々良は自分の食べた食器は自分で片すことを覚えた。多々良は自分でも成長したなぁ、としみじみと過去を思い出して


【都亜/リビング→玄関→外】

「! と、都亜も片づけする!」

長男が自分で食器を片付けているのを見て、慌てて都亜も少しだけ残っていた朝食を詰め込んで食器を流しに片付けた。
そして時計を見て「あーー!!!」と下手すれば近所に響いてしまいそうなほどの大声を出し

「送れちゃう~!」

バタバタと自分の部屋へと戻って行き、鞄をひったくるとリビングに一度戻ってきて

「めいちゃん、お母さん、また後でね! 茉莉お姉ちゃんも、お勉強頑張って! えっと」

多々良にも何か残していこうか、と考えるも、何を言えばいいのか分からず、また時間も迫っていた事からふいっと顔を背け、玄関へ向かい
バタバタと靴を履き終えると、リビングまで聞こえるように大きな声で

「行ってきまーす!」

と言って、都亜は家を出ていった。急ぎ足で集合場所まで行くと、半数ほどの生徒が集まっていて、そこには都亜の仲良しの女の子もいた。

「なぎちゃんおはよ! 間に合ったー!」
「都亜ちゃん、おはよー。まだ大丈夫だよ。すみちゃんも来てないし」

そんな都亜の様子にくすくすと笑っていた少女だが、ふとある事に気付く。

「都亜ちゃん都亜ちゃん」
「ん? なあに?」
「寝ぐせ、ついてるよ」
「へ? ……ああああああ!(髪の毛梳かすの忘れてたー! は、恥ずかしい……カッコよくない!)」

シュバッと、いつになく速い動作で指さされたところの髪を押さえる。
出串で何とか整えるも、都亜は顔を真っ赤にさせながら学校へと登校した。


(/皆さんが扛上家以外のキャラも作っているみたいなので、私も作ってみました(多分これ以降はそんなに出ませんが!)
なぎちゃん(本名:松本まつもと凪沙なぎさ。黒髪ボブで、おっとりとして大人しい性格)とすみちゃん(本名:北島きたじま真澄ますみ。焦げ茶色の髪をおさげにした女の子。おしゃまな性格)です!)

Re: 笑って、笑って、泣いて。〔年中無休で募集中!!〕 ( No.35 )
日時: 2020/11/08 14:48
名前: 雪林檎 ◆iPZ3/IklKM (ID: w1UoqX1L)

【茉莉/リビング】

 「あ、わたしも手伝いよ。早めに出なくちゃならないけど時間はあるし、めいを多々良と送っていくだけの時間はあるから」
お母さんに微笑み、食器を運ぶ。
 「洗っておくよ」
流しに片付けスポンジを持つ。
自分で流しに片付けて微笑を向けてくれる多々良を見てまた涙ぐんでしまう。
度に出て、成長したことが伺えることが嬉しかった。だって、いないところで多々良が頑張っていた証拠じゃない。
 「ありがとうね、片づけてくれて」

【茉白/学校】

 「あ、ええと……あのこれ、美術のプリントです。クラスに配っておいてくれますか……呼び出したのはその為です」
暫く抱き合っていた私達は離れて、先生に渡されたプリントを見て、微笑む。

 「解りました、責任をもって配っておきますね」

出ようとしたとき、先生に腕を優しく掴まれる。
 「嘘です、あの、嘘です!あの、会いたくて……ありがとうございます……僕なんかと一緒にいることを許可してくれて」
焦ったような顔から優し気な顔になる。
 嗚呼、愛おしい顔だなぁ。
自分が自然と笑顔になっていたことに気付き、ハッとする。