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【>>282、サキ(朝空さん)サイド】

莉々「サキさん、臨時の作戦を実行します！他の軍に気づかれぬよう……。」

姫様は、ある作戦を考えたようだ。炎でサインを示し、優理さんを姫の部屋まで運び込むらしい。ただ、この私でも青龍軍の数には抗えない。

【莉々サイド】

莉々「…………あの方は、何を望むでしょうか……。青龍の大将よ……またあの方と、何気ない話をしたいですか？」

氷……分裂するその攻撃は、核さえ止めれば何とかなりそうね。
腕が焼ける危険性もあるが……仕方ないか。時間もないので、説得もしないとならない。

莉々「黒竜よ、その力を黄龍と朱雀に捧げよ！『神速五指黒炎弾・戒』！」

黒竜之心臓剣を持った左手を使い、太陽のように輝く大火球を15発放つ。本来は5発だが、黄龍の力、そして黒竜之心臓剣を使ってようやくできる技だ。