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【>>298、莉々サイド】

「ええ……。あの者は二度と戦うことはなく、私の部屋でしか交信することはできないですが……。」

きっと分かっている。もう二度と戻らないものはあるが、こうしているからこそ手に入れられるものもある。

「……私は……どうすればいいのか分からないのです…………。あなたのように前の記憶を持っていなければ、ただの『男性』として生を受けた『姫』なのですから……。」

＿＿なぜだろう。思い出したくない、あの悪夢を。

＿＿＿＿＿姉様＿＿＿＿＿ァ！

…………全ての感覚を失ったかのように硬直し、黄龍の力も切れてしまった。

【後に姉も出します！故人の場合どうすればいいでしょうか？】