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>>105/憑さま
　遅れてしまいすみません。そうですね、様子見に来てくれるとせとかちゃんも喜ぶと思うのでよろしくお願いします。やりたいことですか……特にありませんのでいったん飛ばしで大丈夫です。
＿

　どういたしまして、と言う普段変わりない返事を貰いせとかはほっと息を吐く。浮かべている微笑が心地良かったのだ。

　「……ところで、一人で行ける？　ここから保健室って、まぁまぁ遠いけど」
思い出したように訊かれた言葉にせとかは眼を見開いて「……付き添ってくれるの……？」と弱々しく、言ってしまう。此処でお別れではないのだとまた心が弾む。
「付き添ってくれるなら、一緒に、行きたい………な、んて……」と言って見て。