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>>102
「一緒に、探してくれませんか。私の『大切な人』を」
ジャックの瞳をしっかりと見据えながら
「もう気付いていると思ういますが、私の『大切な人』はもう、私の世界では死んでいます」
「一目で良い。会って、話をしたい。謝りたい。お礼が言いたいんです」
恨まれていたとしても。
そうポソッと呟き膝上のスカートをぎゅっと握る。スカートには皺が出来てしまい、普段なら親に怒られてしまうと恐怖するところだけど、そんな事は気にならなかった。

「ジャックさんには、出会ってからずっとお世話になりっぱなしで、こんな我儘本当は駄目だって分かっているんですけど。でも、でも私ひとりじゃ駄目なんです。あの人を探せない！」
「あの人を一緒に探してください。お願いしますっ」
全てを言い切ると膝につく位に頭を下げ、断られたらどうしようというと体を硬くさせながらジャックの返答を待ち