ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作小説、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

(/遅くなってすみません！)

>>122
「あ、ありがとうございます」
そういってジャックの手を取りつつもずっと感じていたことが脳裏によぎる。
「（はぐれられたらって……ジャックさん、私のこと子どもだと思ってない？　いや子供だけど。でもさすがにこの年で迷子になんてならないよぉ、もう）」
先ほどから感じている違和感。それはジャックが自分のことをまるで子供のように扱ってくること。
こうやって手を差し出してくるところや(成美は女性扱いに慣れていないので子ども扱いに感じてしまった)、さっきの一言のようなところから感じられるもの。
彼が面倒見がいいのだろうというところを加味しても、成美も××学生だ。街中で迷子になるなんてことはさすがにもうないのにと、年頃なためちょっと複雑な心境になりつつも
「その、どこから探したらいいんでしょう」
手がかりも何もない状態なため、どうしようと途方に暮れつつもジャックを見上げて