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Re: 【指名制恋愛】好奇心が殺すのは【募集中】 ( No.15 )
日時: 2020/12/11 03:27
名前: 春雲 (ID: smoAuckL)

【では改めて皆様よろしくお願いします】
>>12
俺の帰る理由。それは大切な双子の妹『レイ』の為だ。誰かに話すつもりも、話して同情を買うつもりも無い
けれど、異人の気配を感じ物陰に隠れて、聞こえた笑い声は紛れも無く彼女の声
嘘だ。嘘だ嘘だ。目の前の現実から思わず目を背ける
だって、彼女は『向こう』で、意識不明の筈だ。けれど、何故か異人としてここに居る
その光景が語る事が事実なら、彼女は
違う、あの『異人』は彼女じゃない。他人の空似だ。彼女が死んだなんて
現実に気づき始めている頭を誤魔化すように思考を動かし、ふらふらとその場を離れようと歩き始めた



>>13
背筋が寒く感じるのは、立ち込める霧のせいか、それとも薄らと響く悲鳴のせいか
ちらりと後ろを見れば見慣れた商店街とは全く違う世界が広がる
明らかにおかしい。商店街から自宅への道のりは複雑な訳では無く、むしろ一本道である筈だ。道に迷うなんてありえない
早く帰らなければ。家には、まだ幼い兄弟が居る
私が居なければ、誰が、あの子達の世話を?
カスミ「『ヤツら』が世話をするはずもない…早く帰らないと…」
焦燥は足取りを早めるのと同時に私から思考を奪っていたらしい。だって、コスプレイヤーみたいに犬みたいな耳と尾を付けたおかしなヤツが目と鼻の先にいても気づかなかったんだから

>>14
『殺人鬼に我が子を預ける親なんか居ない!』
『さっさと辞めろ!この人殺し!』
届いた苦情の手紙をひらひらと弄び『こういった手紙が届くのは困るんですよ。ドルイト先生』と吐き捨てる校長の軽蔑の視線
凍り付くように冷たい水を吸った服が体に纏わりつく不快感と流れ込む水が肺を満たす苦痛
どれもこれも、全て。夢なんかではない。私の記憶だ
むしろ夢だったらどれ程楽だっただろうか
『先生のおかげでいい点が取れた』と笑う生徒を見守り、あの子達の人生を支える。そんな日常を当たり前のように送れていたら…
後悔に苛まれながら霧の中を進むと、見慣れた後ろ姿が佇んでいるのが見えた
ありえない。彼女がこの街に、ましてや『迷い人』として私の前に現れるなんて
けれど、私の正体を悟られる訳にはいかない
私はもう『教師のドルイト』では無く『異人 ジャックザリッパー』なのだから
ドルイト「お嬢さん。なにかお困りで?」
冷静に、されども警戒心を与えないように話しかける。…少なくとも、この服装では『警戒心を与えないように』というのは不可能に近いのだが