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【雑談用掲示板を作りました｡ぜひご活用ください】
>>16
背後から響く声に思わず肩が跳ねる
恐る恐る振り向けば､赤い瞳と目が合った
まずい｡殺される｡逃げなければ！
そればかりが頭の中に湧いては消えるが恐怖心のせいか､ろくに動けずじりじりと後ずさりしか出来ない自分に腹が立つ
シラヌイ「……誰だ」
目の前の異人が妹だと認めたくない一心で､出た言葉はあまりにも短すぎた


>>17
冷たい霧が喉を通り､ひゅうと声にならぬ悲鳴が口から漏れそうになる
『迷い人』というワードが理解出来ず思わず復唱すれば私の頭は緩やかにしかし確実に現状を反芻し始めた
カスミ「…確かに迷っているけれど」
助けを求めようと口を開いた瞬間､脳裏に過ぎる周りの大人達の哀れみの目
可哀想に､可哀想にと口を揃えて言うくせにいざ助けを求めれば誰彼皆々一様に助けてくれない
私みたいな『可哀想な子供』は自分が『誰にでも優しい人』に見せる為の小道具にもってこいだった
(どうせ助けてくれないくせに)
そんなことを考えながら「大丈夫」と強がりを吐いた



>>18
振り返った彼女は､私の姿を見た途端青ざめ悲鳴を上げぺたりと尻もちをついてしまった
それもそうだ｡こんな不気味な服装の人物にいきなり声をかけられたら誰だって驚くだろう
ドルイト「驚かせてしまって申し訳ありません｡私は異人の中では『ジャックザリッパー』と呼ばれている者です｡以後お見知りおきを」
子供向けの演劇の様に少しシルクハットを持ち上げながら礼をした
ドルイト「すみませんね｡訳あって自分の顔や本名を晒すのが億劫でして…」
大丈夫ですか？と手を差し伸べる｡少しでも警戒心を解ければと願いながら