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「無様に喚き散らしながら死にやがれ！」
異人『トンカラトン』
シノダ
黒いパーカーのフードを目深に被り､素顔を隠すように巻かれた包帯から赤い瞳が覗く見るからに危険そうな雰囲気の男性
生前は力の弱い子供を狙って殺し死刑になった猟奇殺人鬼
その異常性は異人になってからも変わらず､まるで鬼ごっこでもするかのように楽しそうに迷い人を追い込み殺すが､気まぐれに助けてくれることも
しかし、かなりの気分屋なのに加え生前から変わらぬ凶暴性を持ち合わせている為少しでも彼の機嫌を損ねた場合異人も迷い人も変わらず待ち受けるのは『死』である
武器は刃こぼれした日本刀｡かつて他の異人を殺して奪ってから気に入って使い続けているらしい


「何もかもが妬ましい」
異人『笑う自殺者』
フルタカ
モサモサとした黒髪とくっきりとした隈の特徴的な緑色の瞳
生前は上司からのパワハラと同僚からのいじめにより精神を病み､屋上から飛び降り自殺をした会社員
自尊心はかなり低いが､迷い人に対しては生前の鬱憤を晴らすかのように罵りながら殺す
迷い人に対しては八つ当たりに近い嫉妬心から強い殺意を抱いている｡冷静な状態で話を聞いてもらうにはかなりの労力が必要だろう
武器は彼の陰湿な性格を表したかのような数々の罠
罠に足を取られている隙に隠し持った紐で絞殺する方法が多い
しかし､罠は自作である為数に限りがある

「私の素顔を見たんですか？…だとしたら､殺さなければ」
異人 『ジャックザリッパー』
ドルイト
黒を基調としたペスト医師の様な服装をしている､茶色い髪に青い目の大人しそうな男性
生前は生徒達から良く好かれる教師だったが『目撃証言と似ている』というだけで､当時話題を集めていた連続殺人事件の犯人として警察から疑われてしまう
その後､疑いは晴れたが中傷や苦情の手紙が勤め先の学校に届く様になり更には普段の変わった言動から『精神病患者』のレッテルを貼られ､最終的には川に飛び込み自ら命を絶った
そのせいか､素顔を見られる事に対して異様な程恐怖心を抱いている
遭遇しても他の異人とは違い､折り目正しい紳士的な対応で街からの脱出を手伝ってくれるが､一目でも素顔を見てしまえば『異人 ジャックザリッパー』として､容赦なく喉笛を切り裂こうとしてくるだろう
武器は切れ味の鋭いナイフ｡狭間街に来た時には既に持っていたらしいが『見覚えのないもの』らしい

「化け物の正体ってのはな､何時だって『普通の人間』だ」
迷い人 サカモト
生気が無い黒い瞳が特徴的な壮年の自称『探偵』
『狭間街に行ってくる』と書き置きを残して失踪した一人娘を探し自ら狭間街へと足を運んだ
彼が捜査に関わっていた『ある事件』が理由で刑事を辞めたらしいが詳細は不明｡しかし､この一件が理由で離婚しているらしい
『娘を連れて帰る』のが目的である為他の迷い人への協力はほぼしない

「自分の弱さを呪え」
迷い人 シラヌイ
ジト目で何を考えているか分からない雰囲気の青年
自分の命の為に他人を見捨てる事すら躊躇わない冷酷な思考を持つ
狭間街に来る前の事は不明｡自分から語らず誰かに話すつもりも無いらしい
唯一分かっているのは『元の世界に居る双子の妹が意識不明の重体になっている』と言う事だけだが…？