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>>52
カスミ「……えっ？」
いやいや待って｡夢じゃないよね？
目の前の彼は耳まで真っ赤にしていて､その熱が自分にまで伝わりそう
「忘れてくれ」なんて呟く小さな声に､その優しさに縋ってしまいたい
そう､この街に居る今だけでもいい
カスミ「忘れられる訳､無い」
そっと彼の手を取る｡夢じゃないと確認したくて

>>53
普段なら無言で睨みつける所だが､彼女と居ると何だがペースが狂わされる｡まるで『あいつ』が眠る前の様な…
シラヌイ「さて､どうだろうな」
わしゃわしゃと彼女の頭を撫でる中ふと浮かんだ疑問は容易く彼女に投げかけていた
シラヌイ「そういうお前はどうなんだ？向こうにいた時のことは覚えていないのか？」