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>>78
先程の怯えた様子は無く､ゆったりと紅茶を飲む彼女にこちらも安心する
ドルイト「おや？もうお帰りになられるのですか？」
戻りたい｡と言う彼女に少し驚くが､異人達に命を狙われ続ける今の状況を考えれば妥当な判断だろうと納得する
ドルイト「そういえば…貴方の言う『大切な人』って『いなくなった』んですよね？」
…つくづく思う｡私は『悪い大人』なのだと
本来なら早急に返すべきなのに｡私情で､彼女を引き留めてしまおうとするなんて

>>79
カスミ「そ､そうなんだ…」
優しいとはよく言われるが『可愛い』なんてろくに家族からもいわれたことがないから､こそばゆい気持ちになってしまう
カスミ「あの…褒めてくれて､ありがとう」


>>80
シラヌイ「も､問題無い…直じきに治まる…筈…だ…」
強がりを吐くも､荒くなる呼吸に焼かれる様な喉の熱｡苦しみ悶えながら頭を抱えるこの姿では説得力の欠けらも無い
ここに来てからそうだ｡徐々にだが､記憶を遡り『思い出す』という行為自体が困難になってくる