オリジナルなりきり掲示板

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.161 )
日時: 2020/12/30 12:17
名前: ジャスミンティー(サブ垢) (ID: r306tAcU)

叶side
「...ねぇ。」
風凪に気付き、低い声で話しかける。
その顔は冷たく、瞳には光が灯っていない。
「お兄ちゃんは僕が一緒にいるんだよ?手を出さないでよ。」
その時、恵が起きた。
「...お兄ちゃん、今すぐ洗脳して...」
「俺には効かねぇよ。」

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.162 )
日時: 2020/12/30 17:19
名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: L6rZBPa0)
参照: http:www.kakiko.info/profiles/index.cgi

「おー、起きた起きた。」
「………まさか本当に操らせるつもりなのでしょうか。」
「さぁな、洗脳っつってもいろいろあるからな。まず、自身と洗脳されてる奴を何かで繋いで自分の意志のまま動かす。その時洗脳されてる奴の意識はない。要は操り人形だな。他には完全に脳を闇に支配する。そうすると洗脳されてる奴の意識は残る。具体例を挙げるなら舞台で躍らされてる踊り子。簡単に言うと、その意識を闇に落とすってコト。」
「………お恐れながら。蠱毒様はなぜそんなことに詳しいのですか」
「………………秘密さ。」

………本当はお前も俺に支配されてんだよ、清螺。
お前は一族を殺された。家族も、兄弟も。
その頃俺は、毒の研究をしてた。けれど、いい実験体がいなかったんだ。
そこで一人ぼっちになったお前を見つけた。同族だから、本当によかった。
清螺には悪いと思っている。だが、俺は無理矢理、俺の毒で彼女を洗脳した。

ごめん。お前の家族が殺されていなければ、お前も自由に生きていたのに、お前は9歳から、この俺の毒に侵され束縛されている。

「蠱毒様?どうかなさいましたか?」
「………大丈夫。」

もう戻れない。

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.163 )
日時: 2020/12/30 17:26
名前: ジャスミンティー(サブ垢) (ID: r306tAcU)

叶side
僕を睨む恵を見て、僕は笑みを浮かべる。
叶「効かない?なら、試してみよっか。」
触手で再び束縛擦る。
恵「...は、やってみろよ。どうせ効かない。俺は光を具現化できる。」
強気に笑う恵を見て、僕は尚更洗脳したくなる。
その前に....
茗の二人組...蠱毒と清螺だっけ。
叶「君たちはどう思う?僕は洗脳できると思う?」
ニコニコしながら恵の頭に手を置く。

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.164 )
日時: 2020/12/30 17:36
名前: 雪林檎 ◆iPZ3/IklKM (ID: w1UoqX1L)


>>149>>152 〔篝/街中〕
 
 「あぁとぉ? そうきたかあ……」
俺達から予想外の答えを貰った中年男性はどうしよう、と言う眼をしてもう一人の若く華奢な女性に顔を向ける。

 返したくはない、返したい、の問題ではないからだ。駆蒔は力がない下の下だし、俺はそもそも論、香ではないから返せないのだ。それに香の奴らはいけ好かない奴らばかりで仲の良い者達も作っていない。
 「……折角の期待、裏切ったな。そういう話は他の奴らにしてくれ」
意を決めたようにこちらを向き直る男に俺はそう謝り。

「予想外だったからとてもびっくりしてるんだが。あんちゃん等どうしたんだ、なんか悩みでもあるのか? おっちゃん相談乗るぞ?」

こっちもそう言われるとは思ってはいなく面食らってしまう。
 何なんだ、この男。仮にも敵に悩み相談するなんて提案するか?
 驚きとこいつ等のお人好しさへの苛立ちで下唇をガリッと噛むも「悩みなんて腐るほどあるさ」と安心感を感じているような駆蒔の言葉に眼を逸らす。

 「月見が駄目ならそこらで一杯飲もうや。……あ、酒呑める歳か? 最近は未成年の飲酒に厳しいからさあ」
さらさらと話を進める男は駆蒔を見つめる。
 「……俺は酒は飲める」
と言い、天狗面を外して顔を見せ、露わになった顔に夜風が当たって寒い、と目を細めて黒々と艶光した翼をしまい人間の姿へと戻り。


>>152>>154-158〔結/林〕

 「ふふ、昔の話など、お恥ずかしい。でも、そうですわね。わたくしも是非お聴きしたいわ……無垢な縁の御神であった結さまが何故此処に居るのか。ええ、興味がないとは言えませぬ」
昔の話など恥ずかしいのだと擽った気に微笑する玉姫の言葉はまるでわらわの事を幼子と揶揄する言葉だった。

 あんな子狐だった者に見くびられたものだと微量の怒りを覚え、わなわなと震える手に力を入れる。「ほぉ……わらわが斯様な場に降り立った理由などお主のような者に理解できんと思うのだが……仕方がない。今度会ったとき、思い出話と一緒に話そうかのぉ……」
二ッとやり返すように玉姫に無邪気で純粋な可愛らしいのだが言うことははっきり言う時に憎たらしく見える子供のような笑顔を向け。

 嗚呼、そうだ。此処にいる理由などこの場にいる誰一人と理解できんだろう。
じわぁっと胸の中を浸蝕するような黒い気持ちに吐き捨てるように我知らず笑いながら、盤面を見渡す。
 そんなことを口に出したら茗から追い出されるだろうと分かっている為、口には決して出さない。黒い気持ちに置かされた純真無垢だった神は子供のように何も知らず可愛げのある気まぐれな猫を被る。

 誰も分からない筈だ。月を奪った者やそやつ等を手伝う者、中立の立場を護るとし絶望する顔が見れたら最高などと言う者に使える者にも。

 人間の願いを聞き入れ縁を結ぶ神が干渉しては、手を差し伸べてはいけないのに……掟を破り差し伸べた幼子が道を外れていることを知ったその時の感情を。救い正しい道に導きたいと思う感情で動いていることを。

 「ふ……」それが自分を侵していることも要らぬことなどと分かっていてもする自分を呆れる気持ちを抱き自問自答を繰り返し、結局同じ答えに辿り着くなんて。


   わらわは救いようのない馬鹿である。


 好奇の尾が揺れている玉姫に微笑み、下らん兄弟喧嘩を長引かせる弟に目を向け蠱毒に倣い、煽るように黒い言葉を口から吐き出す。

 「兄ではないとダメということはわらわじゃダメかのぉ? 折角、久し振りに“視える”幼子と遊びたかったのだが……ミジンコのような幼子は走り回っている姿が斯様に可愛らしいのだがなぁ」
にこっと愛らしい子供の笑顔を蠱毒や清螺、そして玉姫に向け両手を擦り合わせて首を傾げた。
 
 「お主が好き勝手出来たようにわらわは甘くもない。玉姫は置いておいて、お主はわらわにとってはミジンコでしかない。わらわで遊んでみるか? 子狐だった玉姫はどれくらい強くなったかのぉ」
楽しみじゃ、と菫色の自慢の瞳を三日月形に細め言って見て。

 この苛つきを、誰かに当て蹴散らしたい。

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.165 )
日時: 2020/12/31 07:20
名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: L6rZBPa0)

「……結がみじんこ?という言葉を使うとは思ってもなかった。」
「………………ミジンコは微生物です、とても小さい生き物。以前生物でやったでしょう。」
ぐへっ、こんな時に説教は痛い。
「そして気になったのだが、“視える”ってどういうことだ?」

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.166 )
日時: 2020/12/31 07:32
名前: ジャスミンティー(サブ垢) (ID: r306tAcU)

叶side
「....?」
“視える”...?何の事だろう?
あぁ、それより洗脳に集中しよう。
「僕は誰が何と言おうとお兄ちゃんが良いの。お兄ちゃんは僕を追ってくれたんだよ?僕が殺されたあとにね。」

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.167 )
日時: 2020/12/31 13:02
名前: 無花果 (ID: Sqek5WrB)

>>160,>>164[桂/街中]

力がない、期待を裏切った、そんな言葉を力なく言い放つ二人の青年から哀愁を感じる。確かに小難しいことを考えてそうな顔をしていると雰囲気イケメンに対する独断と偏見を抱いた。
若いのに人生大変そうだな、と恐らく大変にしている要因である敵対者の桂は他人事のように目を細める。
とはいえそんな呑気な考えも「悩みなんて腐るほどあるさ」と言う耳飾りの青年からの言葉に霧散してしまう。
さっきから予想外の返答の連続で面食らい続けているが、この回答については「やっぱりな」と頷く。

「酒ね、なんとか割みたいのは行けるんじゃないかな。後さ、醒を君等が出したらこっちも出すから。それで良いなら相談、乗って欲しいけど」
「おう、構わんぜ。おれの醒は特に後攻向きなんでな、そっちが何もしなけりゃ何もできん」

そう言って肩を竦める。
桂の与えられた醒は相手が向かってきてはじめて成立するものであり、なにもしてこない相手には拳で殴るという醒も何もない戦法しか取れない。
さて、そうと決まれば話は早い、ともう一人の天狗面の青年にも視線を投げた。彼は酒がイケる口らしい。そりゃいい、と頷く。
天狗面を外し、黒翼の失せた人の姿に素直に感嘆する。そうした切り替えが楽なのは便利そうだ。

「あんちゃんはイケるのな。じゃ、その辺の居酒屋でいいか? おっちゃん若い子が好きそうな洒落た店とか知らんし、オススメあるならそっちでも……ああ、でも外で月見ならぬ星見酒でもいいなあ。今の季節は空気が澄んでて空がきれいだし……いや寒いか」

おれはともかく風邪引いたらまずいしなあ、と首を捻りながら「まあ、いくか」と言うと無警戒にくるりと二人へ背中を向けて、向坂に「勝手に進めてすまん」と軽く謝罪の言葉を掛けて歩を進めた。

>>160,>>162,>>163,>>164[玉姫/林]

月のない夜に、月のような金瞳を細めてくつくつと喉を鳴らした。
香と脊、兄と弟、主と従、歪に絡まる人の縁とそれに伴う淀んだ思惑。
それが愉快で愉快でたまらない。嗚呼、此れだから人の世はこんなにも愛おしくてたまらない。人の子はかわいくてたまらない。しかして愛しんで楽しんでいるだけではいけない。

今は自身もまた舞台の上に立つものなのだから、とそれでも玉姫の口が引き締まることはなかった。
兄への飽くなき執着のままに洗脳を施そうとする叶を止めようか少し首を傾げる。別にそれが悪いことだからではない。狂気のままに行う選択は、叶の本懐からズレているように思えるからだ。
しかし、そんな玉姫の中にある僅かばかりの自制は玉姫の有り方にぱくりと呑み込まれ、恵へと添える手を「叶さまの御心のままに」と、にっこり見守った。……だが、それが実行さられるのには少しばかりの横槍が入る。
中立は面倒、しかし裏切りったときの絶望する顔が愉快、そう笑いながら酒気香る瓢箪の中身を飲み干す蠱毒。そして、その口で叶仲間になってもいいと嘯くのだ。

「ふふ、蠱毒さまったら、本当に意地悪な御方ですこと。あまり叶さまをいじめないでくださいな……わたくしも、蠱毒さまとのお喋りは愉しいもの。ええ、貴方のかわいい清螺さま共々、仲良く致しましょうや」

おにいさまと仲良くあそびたいだけの、愛い子なのですよ。そう、目覚めた恵を洗脳しようとする叶を表した。
それが叶の今の本懐ならば、邪魔するいわれはないし出来るだけ露も払ってやらればならない。
軽い足取りで風凪は勿論敵対の場に上がった結と向き合い。

「…………、ぁ」

結の表情に、細めた瞳を珍しく見開いた。
気紛れな子猫のような皮を被る幼子の顔に似合わぬ、憤怒の発露。そして、あの無垢な神に似合わぬ微かに滲んだどす黒い心。
幾百幾千、長く人の世で人に寄り添い生きた獣が、よく知るにおいだ。
純粋もうもく無垢ざんこくなうつくしい神。
あの日のことを、玉姫は忘れてない。彼女にとっては珍しい客が来た程度の出来事だっただろう。それでも玉姫は忘れない。
貼り付けた嘲るような笑みを剥がして、本音に乗せた揶揄を取り落として、溢したのは玉姫のどうしようもない本音だったのだろう。

「わたし、いまならあなたを、」

■■せそう。

「――……いいえ、いいえ。いけませんね。わたくし燠で御座いますのに。ええ、思い出話は次のときに。今はただ月無き夜に興じましょう。どうぞ、この女狐めがお相手致しますわ」

そうして、いつものように、紫の袖を揺らし、艶やかに微笑んで叶に並び敵意の瞳を迎え入れた。

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.168 )
日時: 2020/12/31 13:18
名前: ジャスミンティー(サブ垢) (ID: r306tAcU)

叶side
僕は不敵に笑う。
叶「やっぱり玉姫殿は優しいね。」
そして恵を見下ろす。
叶「やらないと分からないもんね。じゃぁ、いくよ?」
頭の中に闇を流す。闇があればこれくらい容易い。
恵「...効かないぞ?ほら、諦めろよ?」
叶「あはははっ!ならもっと強くしよぉっかぁ?」
先程よりも強い闇を流す。
すると恵の様子が変わる。
恵「...っ、頭が...痛...い。」
叶「...やっぱり効きが悪いみたい。操れることは出来ないけど...一緒に居て貰う事は出来るかな。」
パチン、と恵の額にデコピンを落とす。
すると、恵は倒れた。
叶「...。」
その時、僕の脳内に声が響く。
『_て!い__!____ぁ!』
叶「...だ、れ?恵?」
思い出したくもない、記憶。
僕は友達に殺された。
『叶、___よ?ずっ____ょ_よ?』
叶「...お兄ちゃん?」
僕の目から涙が溢れた。

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.169 )
日時: 2020/12/31 16:50
名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: L6rZBPa0)

「意地悪で結構。毒蠍はそういうものだから。……。」

毒蠍は昔から、人を騙し、欺いて生きてきた。俺だって、清螺だって、その血が流れてる。
でも、玉姫はこんな俺と話すのが楽しいという。

……冗談だとも思ったが、ちょっと嬉しかった。

「そして何故弟は泣いている?」

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.170 )
日時: 2020/12/31 17:00
名前: ジャスミンティー (ID: r306tAcU)

叶side
「…っ、ぼ、僕…お兄ちゃんは…っ…?」
目を見開いて、涙を次々流す。
「……脳内に…声が聞こえたんだ…。」