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Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.178 )
日時: 2021/01/02 15:40
名前: 雪林檎 ◆iPZ3/IklKM (ID: w1UoqX1L)

>>174>>176 〔篝/街中〕
 
 さん付けで呼ぶ駆蒔を一瞥して桂と書いてけいと言う名前の男を見つめた。
「名乗って貰ったのは嬉しいけど、一応個人情報は……ほら、こっちは悪者だしね、適当に呼んでよ。こちらこそよろしくねー」
嗚呼、話を持ち出したのは俺になるから俺も世の常識に沿って名乗らないといけないのか。
そうなると面倒臭いことになるな、と苦笑しそうになり顔バレもしてるしなーっと考え渋々口を開いた。

 「雪、って呼んでくれ。本名は言えないけど燠ではそう活動している」
自然と口からはそう出ていた。後から普通に篝、と名乗ればよかったものでは? と後悔するも突き通すような強い表情を浮かべてそう桂を見つめ。

 ―――――『雪や、雪や……こっちだぞ』
いや、あの子がそう呼んでいたからか。
口から自然と出た理由をふと見つけ両手を絡めて。


>>174-177〔結/林〕

 「あなたが慮るべきはあなたの御心です。向き合うべきは、あなたの傷です。傷付いてるのはあなたもでしょう、叶さま。あなたは、あなたの願いを叶えなさい」


 それが、正しい答えだとすれば誰よりも救われるのは弟ではなく諭そうとしたわらわなのだろう。


悲しくてやりきれない気持ちが込み上がる喉を押さえ曖昧に微笑んだ。
こやつは人を、神をも唆すことが出来る狐。昔から成長した、悪狐。
「は……同情何てしないと……決めたのに」
神であること、何もかも苦しくて堪らないのに、あやつには会えぬまま。
落胆から息を吐き「解決かのぉ」と腹の底から絞り出した声が普段と同じでホッと安堵する。
 甘ったれた考えを持ち、自分が裕福になりたいと幸せになりたいと縁を結ぶわらわを奉った愚かな人間達。堪らなく愛おしくて手を差し伸べたくて、だけどその願いはどれも欲深いもの。
初めて綺麗で信じられた者は間違った道へ。

 「……可哀想な、愚行を繰り返す……わらわ達神や妖怪が斯様に可愛いく愛おしく想う人間になるな」
一言、そう真剣な願いを込めた眼で言い。