オリジナルなりきり掲示板

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.181 )
日時: 2021/01/03 12:21
名前: 無花果 (ID: Sqek5WrB)

>>176,>>178[桂/街中→移動]

素直に名乗ったあとは「好きに呼んでくれりゃぁいいよ」と答えながらひらひらと手を振る。
100を過ぎた辺りから自分の齢も曖昧で、年に関する序列はいかんともしがたいし、敬称は相手の呼びやすさ重視なのが桂だ。
そして名乗ったものの、相手方は事情も事情で素直に名乗ることが出来る立場ではない。
耳飾りの青年は適当に呼べ、という。偽名を名乗ることすらしない辺りに「真面目だねえ」と呟く。一方、黒翼の青年は雪、と名乗った。偽名だと言っているのに、随分と真っ直ぐな目で言ってくる。わざわざ前置きせずとも、しれっと名乗ってしまえばいいのに、ふたりとも真面目なことだ。

「ん、あんたは雪……雪の旦那な。耳飾りのあんたは……好きに呼べって言われても……あぁ、うぅん、じゃあ……黒、黒の旦那って呼ぶわ。それでいいか?」

少しだけ悩んで耳飾りの青年をまじまじと見たあと思いついた様に「黒」と呼ぶ。
単純に黒髪で黒い服だからというのもあるし、雪といえば白、白のセットは黒という連想ゲームでもある。
いつまでも十字の耳飾りをしたあんた、なんて長々と呼ぶのも面倒だしと深い意味もなくそう決めた。好きに呼べと言ったのは向こうだ。
ひとり満足げにしていたが、黒(早速使い始める)からの問いかけに目を瞬いた。

「旨いぞぅ。好みはあるだろうが、今の酒は出来がいいのが多くてなぁ……、あ。もしかしてはじめてか? そりゃ光栄だ!」

はじめてであろう言葉にそれはいいとからからと目出度いことだと笑う。
こう長く生きてると、些細なことが目出度く感じてしまうものだ。
酒は良いぞぅと嘯きながら「けど、まあ」と言葉を濁す。

「どっちかってーと、味より酔うために呑んでるところもあるよなぁ……。ああ、ほらあそこの通りの店。あれでいいか?」

そう呟いたあと、悪い飲み方は覚えるなよ、と苦く笑い、それを誤魔化すように少し離れた通りの居酒屋を指差した。

>>175,>>176,>>178[玉姫/林]

抱きしめた叶の背中を柔らかくぽんぽんと叩いて、涙とえずきで詰まる言葉を促し、じっと耳を傾けた。
すべてを語り終えた叶の髪を再び撫で、ゆっくりと背中へ回した手を解き、叶を解放する。
玉姫の言葉に、偽りはない。
彼がどんな答えを出したとしても玉姫はそれを無条件で肯定する。そう、彼が玉姫の甘言に溺れて沈もうとも、多くの者に過ちだと後ろ指さされる愛し方を貫こうと、それを止めるとこはしないだろう。
だが、そうならない。
玉姫と向き合った、涙でぐしゃぐしゃになりながらも笑った表情でそう悟った。
風凪のどうしますか、という言葉に背中を押されて兄と向き合う叶の姿に胸中で「あーぁ」と溢す。
腕の中で泣いていたよわい子供は立ち上がった。

「あら。良いのですよ、間違えても。そうしたら何度でもこの玉姫が抱き締めて差し上げますわ。ええ、今度はお兄さまもご一緒にどうぞ?」

結に諭され、強い瞳で過ちは繰り返さないと語る恵にくすくすと笑いながら、誘うように両手を広げて首を傾げる。
嗚呼、だって、ここからだ。
犯した罪悪は消えない。月が奪われたことによる混乱は大きなものだった。それがきっかけで蠢いた魑魅魍魎もいる。そして、その波紋に呑み込まれた無辜の人々も戻って来ない。
めでたしめでたしだけで終えるには、あまりに遅い。
だから玉姫は、待てばいい。再び彼らの心に影が覆うときを待てば、それでいい。……まあ、そんな日は、恐らく来ないのだろうけど。
そんな予感に目を伏せて小さく笑みを浮かべて、安堵したような表情の結へ、顔を向けた。

「これでもやる気満々でしたのに。そんな空気ではなくなってしまいましたねぇ……ええ、ですが、結さまと正面からぶつかり合うのはぞっとしませんもの。命拾いして安心してますわ」

そう言葉とは裏腹に悪戯に喉を鳴らす。
叶が香としてどうなるのかはあの兄弟次第だが、叶から争う気が失せたというのならば、玉姫も此処に留まる理由もなし。立ち去ろうかと算段をつけながら、今一度、和解したふたりのこどもを見やる。

「いつの世も、人の心は無常ですね。無力で醜く暗愚だと思えば、ふとしたときに力強く美しく賢明になる」

嗚呼、これだから、世界はこんなにも素晴らしい。

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.182 )
日時: 2021/01/03 14:34
名前: ジャスミンティー (ID: r306tAcU)

叶side
玉姫殿と離れ、涙を拭う。
「ありがとう…玉姫殿。」
暖かかった。人間の頃に感じた温もり。

そして玉姫殿の言葉に恵は、きょとん。とする。
「お、俺…も?」
ポカーン、と混乱する恵を見て、僕は息を吹いてしまう。
気を取り戻した恵は、僕に向き合った。

恵side
叶に向き合う。
「これから…どうするんだ?」
「…恵とは一緒に居たいけど、香は続けようかな。」
後ろめたそうに、うつ向いて言う叶。
そうだよな。仲間を裏切る事になるもんな。
「そこはお前の自由。ただ…たまに会いに来るから。」

苦笑して、右手をひらひらと降る。
「じゃぁ行く。手当てもしねぇと。」

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.183 )
日時: 2021/01/03 22:46
名前: 憑 ◆R1q13vozjY (ID: HZjgBtCK)

(/めちゃくちゃお久しぶり?です……! 長らく顔を出せずにすみません。

このスレ以外にも抱えているスレが五、六個ほどあって、今後もこんな感じが続きそうだなと思ったので、今更ながらですが参加を辞退させて頂くことは可能でしょうか……。)

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.184 )
日時: 2021/01/04 00:31
名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)

憑さん……でもお忙しいのは仕方がないですね、また別のなりでも一緒にできたら光栄です……!
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「……一件落着したし、俺らも帰るか。」
「…………そうですね。では蠱毒様のお好きなものを食べて帰りましょうか。」
「いや、清螺が好きなものを食べたい。」
「えっ?」
「いつも俺に合わせて貰ってるし、今日は笑ってくれたから。」
「………………蠱毒様がそう言うなら、私は蕎麦が食べたいです。」
「そうか、なら行こう。」

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.185 )
日時: 2021/01/04 09:51
名前: 黒狐 (ID: 2fSLq59j)

>>183
了解しました、ちょっと名残惜しいですが、また機会があればよろしくお願いします!
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〔駆蒔/居酒屋前〕

 「ん、あんたは雪……雪の旦那な。耳飾りのあんたは……好きに呼べって言われても……あぁ、うぅん、じゃあ……黒、黒の旦那って呼ぶわ。それでいいか?」
 黒、と言葉を聞き、はっと息を飲んでしまうが恐らく適当に決めた事であろうと考え自分の中で決着を付ける。ましてやあんなやつが猫と戯れる訳が無い。
 「どっちかってーと、味より酔うために呑んでるところもあるよなぁ……。ああ、ほらあそこの通りの店。あれでいいか?」
 「ふーん」
 美味しさでなく酔う為と桂さんから聞き、少し戸惑った様な素振りを見せながらもそこにゆっくりと着いて行く。
 とは言え一応社会的な敵で仮にも未成人が公共の酒場に入っていいのか不安になり少しばかり顔を歪めてみて

〔風凪/林〕

 「ふふ、和解ですか」
 にこりと笑顔を張り付けてみて狐に抱かれる彼らをすこししゃがみ込みながら見つめる。なのに狐は悪戯らしい笑みを見せていて気味が悪いと。叶も恵も、今までの行動を反省出来たら良いなあと思う。
 「狐さんはこれからどうするのです?」
 もう一人の敵…彼女はこれからどうするのか疑問に思いその様な言葉をかけ

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.186 )
日時: 2021/01/04 17:05
名前: 雪林檎 ◆iPZ3/IklKM (ID: w1UoqX1L)

>>179〔篝/街中→移動〕
 
 「どっちかってーと、味より酔うために呑んでるところもあるよなぁ……。ああ、ほらあそこの通りの店。あれでいいか?」
悪い呑み方は覚えるなよ、だなんて苦く笑う桂を見てから地面に視線を落とした。


  『酒は、酔う為。酒は、人を呑み込み、理性を奪うことが出来る危険なもの』


そんな色褪せた幼少期、全身痣だらけの老婆に言われた言葉が脳裏を過ぎる。
薄く笑って「嗚呼、あの店で良い……か、いやお前も良いよな」と思わず彼が隠した本名を言いそうになり唇を噛んでから訊いて見て。

 


 今日は、血が騒ぐ。




 今日は、何だか何もかも吐き出したくなる。



 今日は、何故だか誰かに背中を擦ってほしくなる。




 「……甘ったれんな」
小さくそっと呟き、月のない小さな星々が必死に爛々と輝く夜空を見上げ。


>>179-181〔結/林〕

「これでもやる気満々でしたのに。そんな空気ではなくなってしまいましたねぇ……ええ、ですが、結さまと正面からぶつかり合うのはぞっとしませんもの。命拾いして安心してますわ」
悪戯気に喉を鳴らしながらそう告げる玉姫に苦笑交じりに言う。
「……果たしてそれは本当まことなのかのぉ? まあ、お主の腹の中の事はどうでも良いがな」
両手を絡め、和解した兄弟を、笑いあう仲間を温かな眼で見やり目をそっと伏せる。

 「わらわは神で人間の争いには顔を突っ込まない主義であった。だが、縁を結び直し間違いを正したことに、こんなにも嬉しく思うのじゃ」
ぽつりぽつり、と溢した言葉はそれは、真実なのか自分自身でもわからぬが良いとしようではないか。


       今日ぐらい、嘘をいっぱい吐いても。


 「いつの世も、人の心は無常ですね。無力で醜く暗愚だと思えば、ふとしたときに力強く美しく賢明になる」
確かにな、永久の命を持つわらわは様々な人間を。薄汚い欲望をこの目に映してきた。
初めは馬鹿ばかりだと嘆いていたのにも時が経てばそれも命ある者らしいではないかと考えを。

 「醜い欲望を断ち切れず、愚かで甘ったれた考えを持ち続け香と言う月を奪った脅威に立ち向かうことも知らず騙し騙しの嘆くだけの日々を送る可哀らしい人間達の過ちの連鎖に、お主はまだ、付き合っていくのか」
妖狐、お主は人を騙し唆す天才である。
こんな茶番に付き合っていくつもりなのか。こんな人間の醜い争いに。

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.187 )
日時: 2021/01/04 18:54
名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)

「あーっと、ちょっと待ってな……」
そう清螺に伝え、挨拶に向かう。
「そりゃあ結は縁結びの神だからな、……とは言えねーな。あまり自分の肩書きに束縛され過ぎんなよ。
 玉姫も久しぶりに話せて楽しかったぜ。次会うときはどんな戦いになるかは分からないが、じゃあな。」

二人に伝え、その場から飛び降り、蕎麦屋に向かった。

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.188 )
日時: 2021/01/05 10:40
名前: 無花果 (ID: Sqek5WrB)

>>185,>>186[桂/→居酒屋]

一応の了解を二人から得ると、店の暖簾を潜る。
月が消えランタンを持つことが義務付けたられた夜は嘗てよりも人足を拒むようになった筈だが、来るかもわからない危険よりも今の悦楽を選ぶ輩はいくらかは居るもので、それなりの賑わいを見せていた。
騒がしすぎず、けれど、静かでもなく。
内緒話にはいい塩梅だ、とひとつ頷き案内に出てきた店員に「三人、個室空いてるかい?」と聞けば奥へどうぞ、と先導される。
酔いどれを常に相手している猛者にとっては桂の奇怪な出で立ちは気にするほどでもないのか、一瞥されただけでまともに視線もあわせず、けれど拒まれることもなく座敷の個室へ案内された。
チラと盗み見たふたりは随分と不安そうで、思い悩んでいるように見える。いや、敵の誘いにのこのこついてきてしまっている時点で、そうとう参ってるのだろう。
香というのはもう少し欲望に忠実で好き勝手してる奴らかと思っていたのに、話してみるもんだなあ、と内心ひとりごちた。
ふたりの背中をバン、とそこそこに叩く。

「まぁ、酒は手軽な麻酔さ。根本的な解決にはならんが飲んでる間は多少痛みも和らぐ……素面よか愚痴りやすくなるだろーよ」

取り合えず呑めよ、とテーブルに立ててあったメニューを手渡す。
なんなら桂は外にいた時点で寒さに心折れ熱燗に決めていたしツマミに枝豆も頼む気しかない。

「あー、黒の旦那ははじめてなんだっけか。なら、最初は梅酒とか果実酒のが呑みやすいかねぇ……若い子ならサワーとかのが馴染みやすいか? 雪の旦那はどう思う?」

そう言いながら袖に仕舞い込んでいた巾着を取り出し、中身を覗き見たあと頷き「……最初の一杯は奢るからよ!」と拳を握った。

>>182,>>185,>>186,>>187[玉姫/林]

玉姫の誘いに混乱を見せる恵にくすくすと思わず口を隠して叶と同じく笑ってしまう。

「ええ、遠慮せずに。いつでも歓迎いたしますわ」

少しだけからかうようにそう言った。幼子を包み込むなど造作もないこと。玉姫のもとへ堕ちてくるというのなら、いつだって望むままに柔らかな温もりを捧げよう。
相手が誰であろうと来るものを拒まないのが玉姫だ。
叶は恵と和解しながらも、香としての活動は続けると言う。それが出した答えならば、玉姫は何を言うこともない。
風凪から「これからどうするのです?」と聞かれて、頬に手を当ててわざとらしく首を傾げる。

「叶さまが引かれるのであればわたくしめも争う気はございません。此処は大人しく撤退させて頂きますわ」

元々叶と恵の邂逅を邪魔させないために横槍を入れたのだ。もう必要ないならばこの不利な状況で牙を向くほど殊勝ではない。
それにしても、予想外の再会があったものだ。
これもまた縁ということだろう。玉姫の腹のうちはどうでもいいと語ったあとに続いた行く道を問う言葉に相変わらずの、艶やかな笑みを浮かべて答えた。

「何時迄でも行きましょう。……ええ、だって、万人が不相応でも夢を語ることが許され、武を振るう意義がなく、訪れる明日を当たり前に貪る世を、人は泰平と呼ぶのでしょう?」

それはかつて玉姫を邪悪と呼んだ王が語った夢。差し伸べられた堕落を振り払う、強きものが築き上げた社会なればこそ。
強きものが敷いた政にふるい落とされたあやまつるおさなごらが愛しくて仕方ない。
牙を抜かれた獣の喉を撫でてやるのが愉しくて仕方ない。

「わたくしは何時だって、弱きもの愚かしきものの味方故に」

くすくすと喉を鳴らす獣はどこまでいこうと獣だ。
そう嘯き、先にこの場を離れる毒蠍のふたりへひらりと手を振り別れを告げた。

「はい、わたくしも有意義な時間でございました。おふた方も、どうぞ仲睦まじく御過ごし下さいな」

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.189 )
日時: 2021/01/05 17:25
名前: ジャスミンティー(サブ垢) (ID: r306tAcU)

恵は少しうつ向き、呟く。
「...本当に...本当に迷惑を掛けたな」
その背中は、寂しく、悲しい雰囲気だった。
そして声が、震えていた。
彼は我慢していたのかもしれない。
今までも。そして、きっとこれからもだろう。

叶はただ、ただ、兄の背中を見詰めて、呆然としていた。
そして、もう行く。という兄の寂しい後ろ姿。
生前も見た。あの背中を見た。

叶「...僕は、殺されたのに、恵は自分で...」
と、呟いた。

Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.190 )
日時: 2021/01/07 14:04
名前: 黒狐 (ID: 2fSLq59j)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

>>186>>188〔駆蒔/居酒屋個室〕

 「い、いや、奢りとかは別に……。ほら、悩み聞いてくれるんでしょ?」
 最初の一杯は奢ってやるからよ!と張り切っている桂さんには少々悪いが。悪魔で僕は相談しに来てるんだ。そう強く自分に言いつけ、そう言う。
 若干酒は楽しみにしていたが。
 そんな僕とは正反対に篝……いや、今は雪は何か悩んでいますー、と顔に書いてあった。こんな弱気なこいつを見るのは初めてだ。
 「手始めにだけど、ここに脊とか翠とか居たら本当に……殺しはしないけど。まあただじゃ済まないからね」

〔風凪/林→移動〕

 「ああ、そうですか。無駄な血は流したくないですものね」
 狐を片目に、去り行く毒蛾も視界に入れ、興味が無さそうに狐に返答を。それを最後に私も林を出る事にした。