オリジナルなりきり掲示板
- Re: 【戦闘・日常系】只、月明かりに灯されていたくて。〔募集中〕 ( No.200 )
- 日時: 2021/01/11 16:59
- 名前: 雪林檎 ◆iPZ3/IklKM (ID: w1UoqX1L)
>>194、>>196〔篝/居酒屋〕
それとなく気まずそうに目線を俺から駆蒔へと逸らされ嗚呼、当たったと直感する。
この人は、同じだ。同類。
「……」
二人の仲睦まじい会話を片耳で聴きながら息を吐く。
「若いやつが遠慮なんてするもんじゃないぞぅ。呑めなかったらおれが飲んでやるから、もう勝手に頼むからな。すいませーん、熱燗と日本酒、あと梅酒のソーダ割りください。あと枝豆のばたー炒めってやつ!」
やっと決着したのか快活に頼んだ桂と困って「ええ……」と声を漏らす駆蒔に目をやり、くすっと笑いを溢してしまう。
「仮に、おれが知らん奴らが居ても手出しはさせんよ。こんな一般人が屯してる場でやり合おうってんなら、そりゃ香やら脊やら関係なくおれの敵さね」
確かにこんな一般人が屯している処で血を流すのはどうかと俺自身でも感じる。
悩みは何だ、と訊かれても答えられない。
沢山ありすぎるし、多分わかってはくれないだろう。
「悩みって……。んなの考えりゃ分かるんじゃないか」
嗚呼、香とか燠とかの事か。
まあ、変な狐に頭の狂った奴らばかりだ。どいつもこいつもいただけない。
「どうしようもないだろ、言ったってあいつらは変わらないし、この先もそう生きていくつもりだろ」
呆れたようにそう言って。
>>187-188〔結/神社・御神木〕
「今宵の星々は奇麗ですよ。白蛇さま」
御神木の枝に腰を下ろしていたわらわに優しい声音で告げる神主にわらわは微笑んだ。声は届かない、姿も見えることがない。
ならば、この力を使おうか。
「神主、お主もいつもありがとな」
そっと礼を言い、箏を弾くように手をふわりふわりと動かせば蛍のような光が忽ち地面、空気に舞い。
「! 白蛇、さま……?」
神主は驚いたように呟けばとっておきの笑いを溢せば両手を重ねた。
「本当に美しいのぉ………」
小鳥のさえずりの如く鼻歌交じりにそう言えば光で神社を包み込んで、くるくると回る。
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