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【詩side/車内】
紫「本当にありがとうございます。僕達の家はここからそう遠くありません。」
と、淡々と説明する紫様。
私は道案内とか苦手だから黙っている。
紫「大きな桜が目印です。そこを左に曲がると神社があるんです。そこが僕らの家です。」
やっぱり紫様賢い…。
そんな紫様を見ているとこちらを見た。
なんだろうと思っていると小声で
紫「なにか返さないとね。お守りとかでいいでしょう？(小声)」
詩「あ…はい、紫様。大丈夫です。(小声)」


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