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距離離れちゃうのってアリなんですか？

【>>52絡んでいっすか？】
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「……いや、大丈夫です。美久の我慢が足りないだけなので。」
そう言って笑い返される。

営業スマイルってことはバレていないようで、ほっと胸を撫で下ろす。
ここでバレて面倒になるのは勘弁。
やはり笑う時は目をギリギリまで細め、口角に全神経を注ぐのが一番である。
（にしてもなー...）

「ねえ、秋人。」
「何？」
「先帰っててもいい？」
響の発言に秋人が眉間に皺を寄せる。
縁を結ぶと行動に制限はかかるが、本人に許可を取れば問題ないんじゃない？ということで言ってみた。
「今？」
「だって寒いじゃん。時間掛かりそうだし。」
「あー...うん、確かにね」
少しばかり唐突ではあるが、今は夜更け。
良い子も悪い子も寝ている時間である。
しかも寒さも際立つ冬に外で会話をしているというのは、幽霊ではあるが冷え性の響にはキツかった。
秋人は、先ほど起きたばかりであまり状況を飲み込めていない怪に、話を聞きたいようだし...

「...まあ良いんじゃない？」
「じゃ、別行動ということで！私は帰る！」