オリジナルなりきり掲示板
- Re: 【募集開始】紺碧の海淵で目を伏せて【指名制】 ( No.31 )
- 日時: 2021/01/02 02:53
- 名前: 帆波 ◆vnMt3fk8bc (ID: FsSzscyg)
はじめまして、帆波と申します。陽の光の届かない海底都市という素敵な世界観で繰り広げられる人間と人外の異種族交流が性癖すぎていても立ってもいられませんでした……!
登録証に不備がありましたらすぐに直しますのでご指摘ください。
〚 登録証 〛
【名前】巳綴 紅緒
【年齢】18歳
【性別】女
【性格】好きなものへの情熱に溢れた明るく芯の強い行動派な女の子。そして、好きなものは時間や手間がどれだけかかっても手に入れたくなる性分。その為の努力は惜しまない。裏表はないが天真爛漫というには世間や道理を知っていて、したたかだが狡猾と言うには正道を好み常識を弁えている。感情次第で何でもどこまでも頑張れるというと美徳のようだが、それだけの熱量をもってしても叶わないと知った時、折れてしまった時の落差は激しい。大好きは大嫌いに、普段の明るさが嘘のように沈みこんだりする。
【備考】一人称はわたしか紅緒、ふざけて紅緒ちゃんと自称することも。
「きらきら、ぴかぴかしたもの」が大好き。それは言葉通りの光り輝いて綺麗なものであったり、人の頑張る姿を指してそう認定をすることもあり定義は紅緒の感性次第。とある理由があって月が嫌い。
ゆるめの敬語を常の口調としているのは昔の躾の名残。巳綴家の家訓である「礼儀を重んじなさい」「信念を貫け、その為の努力を惜しむことなかれ」という、主に二つ目の影響を存分に受けて育っている。
外見は明るめの茶色に近い黒髪を内巻きのボブにした、154cmの線の細い少女。彼女の中身を知らなければ儚げに見えなくもない。栗色のアーモンド型の瞳は常に自分の世界を彩る「好き」を探して爛々と輝いている。
【指名/年齢】夜長/34歳
【地雷】特にありません
【その他】紅緒が唯一無二に、とまではいかずとも夜長さんの世界を拓く一助になれればいいなと思っております…! 紅緒の「好き」認定は必ずしも恋愛対象としてだけのものではないですが深い感情であることは確かなので、お好きに料理して頂ければ!
あと、異種族間において報われるか報われないか、異世界に迷い込む系において帰るか帰らないかの葛藤は見所の一つだと思うのでそこら辺をなりきりの中で描いていければなあと。
【開始文章】
放課後。特に予定のない日の帰り道はわざと遠回りをして、夕暮れの砂浜を歩くのが好きだ。紺碧が薄らとオレンジ色を照り返す眩さに目が霞む。きらきら、ぴかぴか。この光景は間違いなく自分の好むもので、うふふん、と緩んだ顔のまま目に付いたのは桟橋だった。
……あそこで見ればもっと綺麗に見えるかな。
何かに引き寄せられるような夢見がちなステップで向かった桟橋で、膝を抱えてしゃがみこむ。煌めく海面のその奥を捉えようと一層顔を近づけてみる。が、そこへ不意に影が差して紅緒は顔を顰めた。雲でもかかったのだろうか。至福の時間を邪魔した天に一睨みくれてやろうとして振り返った先には、信じられないものが迫っていた。夕暮れを閉ざしていたのは雲ではない。しゃがんだ自分をゆうに飲み込むほどの、高波。
「――ッあ、ぅぐ」
助けを呼ぶ声も出せないまま身体は波に飲み込まれていく。意識を失う最中、脳裏を過ぎったのは何故だか死の恐怖ではなくて美しい銀への熱望だった。
――
「っけふ、ぷはー! 死んだかと思いまし、た……ん? あれ、もしや死んでない!? いや、いやいや、紅緒ちゃんはこんなことで死にませんけどお!」
起き抜け早々死の淵を垣間見たにしては妙にテンションの高い陽気な声が辺りに響いた。いや、死の淵を垣間見たからこそだろう。変な高揚感が身体を包んでふわふわしていた紅緒だったが、思いのほか自分の声が反響した事で我に返る。洞窟、だろうか。暗く不明瞭な視界では満足に辺りを探ることも出来ないが、地面をぺたぺたと触ると固く冷たい石の感触がする。加えて近くから喧騒のようなざわめきが聞こえるが、そこで紅緒ははて、と小首を傾げた。人通りの多い場所にある洞窟? そんな場所近所にはなかったはずなのに。
「ん、んんー? どこだろ、ここ。ていうかわたし海で流されませんでしたか!?」
大きな独り言のおかげでじわじわと意識を失う前の記憶が戻ってくる。海の底を見ようとしたら突然波に攫われて、最後に美しい何かを見た。けれどその何かは結局思い出せないまま、一先ず立ち上がり喧騒のする方を向いて歩き出す。迷子になったら動かない、それと同じようにこういう時は一人で悶々と悩むよりも人に聞いた方が早いのが定説なのだ。
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