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>>41
わーい！　これは全部の死亡エンドを回収するしか無いですね！！(？？？)
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【刹那／洞窟】

「……俺は……俺は、七海です」

歩みを進めるとそこには、一つの人影があった。ぼんやりと蝋燭の明かりに照らし出された姿からは性別の判断がつかないが、恐らくは男性だろうか。こんな訳の分からない場所で出会った、しかも見ず知らずの人に突然名前を聞かれ、一瞬名乗ることを躊躇うも名字だけ名乗り。七海のその女性のように見える容姿からは想像もつかないほど低い声であったが、声色そのものは柔らかくて。相手に警戒心を抱かせないようにという気持ちからか、ほんの少しだけ笑みを浮かべ

「……えっと、そちらは？」

(名字だけとはいえ)こちらは名乗ったのだから、そちらも名前を教えろという意味を込めてそう問いかけ返す。この人は恐らくこの辺に住んでいる人だろう、きっと有力な情報を持っているに違いないと内心色々聞きたい気持ちを抑えつつ、優しく目を細めれば威圧感を与えぬように控えめに首を傾げて。