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Re: 【募集人数(あと二人)】紺碧の海淵で目を伏せて【指名制】 ( No.70 )
日時: 2021/03/11 11:15
名前: 心 ◆sjk4CWI3ws (ID: cl9811yw)

こんにちは……!! ずっと前から参加したいなと思ってたんですが、時間が出来たので失礼します……!
不備などあったら教えていただければ修正しますのでよろしくお願いいたします!

 〚 登録証 〛

【名前】佐藤碧波さとうあおば
【年齢】19歳
【性別】男

【性格】基本的に無気力。やれと言われたことしかやらない。それ以上のことをできる能力を持ちながら、それを活かそうとしない節あり。最近は生きることすらも面倒だと思っており、最悪の場合死んでもいいと思っている。その割には楽しいことや面白いこと、新しいことは好き。つまり、死んでもいいと思っているのは日常に目新しいことが何もないからである。自分から何かを始めることに関しては労力がかかるので嫌い(だから新しいことがない)だが、巻き込まれたらやろうとする。
 
【備考】
 中学、高校とバスケ部に所属していた。ただしそれば部活動所属必須であったからであって、特に運動が好きな訳ではない。
 日本人として普通な黒髪。くせ毛の気があり、外側に跳ね気味。タレ目で、どこかぼんやりとしているように見える。身長178cm、大人っぽい顔立ち。バスケ部所属だったことから体格は良いが、大学生になってからは微塵も運動をしていないので鍛えた(はずの)身体は衰えてきているよう。白のインナーに上から黒の薄い開襟シャツを羽織っている。ズボンは特になんの変哲もないジーンズで、それなりに長く履いているのでダメージジーンズ気味。靴は某有名ブランドのもの(一度買ったら長く使えるように。買いに行くのが面倒だから)。
 実は頭の中でごちゃごちゃと考えることが苦手で、メモするか口に出すかして思考する癖がある。
 一人称は「僕」。
 
【指名/年齢】透子/19歳
【地雷】特にないです。

【その他】透子さんと友達というか、甘えられる対象になりたいな……と思います。

【開始文章】
  せめて、一番になるという快感を味わえていれば、それもまた少しは違ったのではないかと思う。
 高校と中学でバスケ部所属だった。中学では地区大会止まり、高校では県大会の一回戦で敗退した。スターティングメンバーであったこともあったけれど、活躍なんてした記憶がなかった。
 成績も、中学ではそれなりで、高校では上の下といったところだった。
 なら努力しようとしても、そもそも自分に『努力する才能』なんてものはないんだと悟った。努力は才能ではないのかもしれなかったが、性格上なのかなんなのか、努力は続かないし実らない。実るほどの努力をしたかなど知らないが。 
 茹だるような暑さが纏わりつく夏の夜、大学から家へ帰るのがとてつもなく面倒で、ふらふらと川岸に寄っていった。じわじわと温度が下がっていくのを感じる。息をついて、もう河川敷に座ってしまおうかと地面へ目を落とした。
 
「───うわ」
 
 果てしなく透き通った水たまりかと、一瞬錯覚する。
 違う。遥か彼方まで続くこれは。うみ、と小さく呟く。しゃがみこんで底を覗けば、確かに珊瑚がそこにあるのが見えた。そこはかとない非日常の気配を感じとって、抗えずに手を伸ばす。手が水に浸ったと思った瞬間、大きな音が聴覚を刺した。波だ。
 波に飲み込まれてしまう、と思って反射的に目を閉じて、刺すような痛みを感じてそれを強める。虚無の中で揺さぶられているような。
 しばらくして、ふっと体が持ち上がる感覚がした。体にかかる圧力が緩む。
 
「かは──ごほ、おえ……」
 
 それにわずか安堵して、咳き込みながらもそっと目を開けた。口の中がひりひりした。口内炎になっていなければいいが、と思う。
 
「面倒なのかな。怖くは……ない。期待しているのか、僕は」
 
 言葉とは裏腹に、心の内にほんの少しだけ期待感が宿った。小さくそう呟いてから、思わず息を飲んだ。その期待感が膨らんで、興奮で胸が跳ね上がる。青い世界だ。水の中なのか、小魚の群れと思しき光がはるかむこうに見える。
 小学校に入学した時以来だろうか。何かが始まる予感がした。向こう側に透けて見えるそれは、どうやら海底都市のようである。
 ただ、何をしたらいいか分からない。このまま探索をするのか? それはいささかかったるい、と呟いて。とりあえず立ち上がってみて辺りを見回せば