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Re: 【募集人数(あと一人)】紺碧の海淵で目を伏せて【指名制】 ( No.76 )
日時: 2021/03/13 14:53
名前: 紫月 ◆8OwaNc1pCE (ID: w1UoqX1L)

>>75 /心ちゃ
 気を遣わせて申し訳ないですありがとうございますー! こちらこそめちゃくちゃ楽しくて手が止まりません。 修正はしなくて大丈夫ですよっ! 明るさとかあおばくんのことが薄っすら見えてるくらいなので、表情も分かると思います。近付いてますし。
あおばくんそれにしても可愛いなふへへへへ(

【透子/洞窟】

 女の子か、と呟き俊敏に自分の目の前に進み出れば頭をぱっと勢いよく下げて「不法侵入しちゃってすみませんでした」なんて忌み嫌っていた人間は口にする。
 その様子を透子は瞬き、息をも吸うのを忘れじっと見つめる。さっきまでの謎に高まっていた自信はしゅーっと風船が萎んでいくようになくなっていって。

 (……、に、んげんに謝られてる……!? うぇ、え、ど、どうしましょう、予想外よ!! まさか謝られるなんて、失礼ねと張り倒すことなんて出来なくなってしまったわ………っ! こういう場合ってどうするのかしらっああ、もう……)

ようやく止まってしまっていた脳が動き始めたのは数秒後で同時に透子は相手を観察し始める。闇のような黒髪、同系色のぼんやりとして見える垂れた瞳に大きな体。その瞳に吸い込まれるようにまじまじと透子は見てしまっていた。

「……人魚だ」
 
ぱっとその思考を分裂させた一言は感嘆が混じった声で呆然と言う人間に透子は「……え、ええ、ご機嫌よう。人間さん……っ」と慌てて言って見て。人魚の優雅なイメージを崩さないように貞淑に、穏やかに。