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Re: 【募集人数(あと一人)】紺碧の海淵で目を伏せて【指名制】 ( No.88 )
日時: 2021/04/27 23:29
名前: 神和 ◆d0akhCFZ2s (ID: HZjgBtCK)

(/こちらに顔を出すのは久しぶりですね……。返信が遅くなってしまって申し訳ないです)

>>87

【刹那/洞窟】

小さい、しかしはっきりとした相手の声に顔を上げれば相手の方へと視線を向ける。性別を間違えるなんて怒られても致し方ない事案である。何かしらの罵り言葉でも飛び出すだろう、とてっきり考えていたし、思っていた。だからこそ、白状するって、なんだ? 何を白状するんだ? と、続いた相手の言葉にポカンとした表情を浮かべて。しかし、話に耳を傾けているうちに話を理解したような顔になっていき

「(……なるほど。つまり、彼女は俺のことを女だと思っていたわけか)」

彼女が指しているのは恐らく、いわゆるオレっ娘、とでも呼ばれる存在のことだろう。七海もその存在は把握していたし、今までも数回かそうだと勘違いされたこともあった。そんなことをぼんやりと思い出されるような気分だ。……というよりはそもそも、自分はまだ名前しか彼女に教えていないのだ、彼女が自身の性別を勘違いするのは無理もないことだろう。と薄らと口元に笑みを浮かべる。性別を間違われることに慣れていた、というのもあるだろうが、不思議と彼女に対する怒りや悲しみ等のネガティブな感情はなくて

「(しかし、女よりも可愛い……って言われるのは、少し……いや、だいぶ買い被っていないか?)」

彼女の言葉は一歩間違えれば熱烈なプロポーズのようにも思えてしまうが、そもそも彼女は人間ではないのだ。人間とは少し感性が異なっているのだろう、そう思い込むことにしつつ。
要するに彼女は俺のことをめちゃくちゃ可愛いと思っていた、ということだろう。褒められているのは分かるのだ、けれど、嬉しいともなんとも言えない微妙な気持ちになってしまう。とはいえ、“守りたくなる“だなんていうのは流石に買い被りすぎだろう……なんて思えば、それを相手に伝えようと口を開くも、

「流石にそれは──、……っ」

相手の手が頬の辺りに触れているのが分かれば、途端に相手との距離の近さというものを意識してしまい、開いた口を少しだけだけパクパクさせてしまって。自身の顔を触りながら相手が何かを喋っているのは分かったが、少しパニック状態の頭では何と言っているかまでは理解できなかった。まるで熱に浮かされたみたいな気分だ、今の自分は顔が赤いに違いない。「……よ、宵さん。どうか、しましたか」と相手との距離を図ろうと僅かに後退りつつ、それだけをようやく口にして