オリジナルなりきり掲示板
- Re: 徒桜バーコード【〆切り】 ( No.38 )
- 日時: 2021/01/15 18:42
- 名前: 紫月 ◆GKjqe9uLRc (ID: w1UoqX1L)
>>37続き
「嫌がられるなんて思ってなかったから、ちょっとビックリしちゃった。……ふふ。そういうところも含めて、あなたでよかった、かな」
笑うエルファバに僕は我知らずまだ言うか、と顔を顰めていた。
掴みどころのない、底の知れないエルファバに少しの恐怖を覚えるも、ぱっと消える。今まで脅されて生きてきた自分にとって恐怖と言うのは馴染みやすいものだったらしい。
暫くエルファバは動揺したように黙り込んだ。変な感じがして、ジッと観察していれば何かに気が付いたように、また先程までの表情を浮かべふう、と息を吐けば「その前に、“お片付け”しなくちゃいけないね」と言い放った。
“片付け”? 変なものはないはずだが……と見回した僕は眼を見開いた。
嗚呼、この背筋の凍る感じは……。
来たか、と瞼をゆっくり伏せて開く。
「そうですね。では、いつも通りワタシが、」
ロストはいつも、ヒトを殺しているのか?
僕はロストの発言に違和感と恐怖、を感じる。
「ちょっと1人になりたい気分なの。私がやるからロストちゃんは先に帰ってて。この子の手当てとかその他諸々よろしく」
「えっ」
僕と一緒に居ろ、と帰れと言われたロストは露骨に目を見張り、嫌だと言うように動揺し始めた。
「あなたの名前、考えておくから。ロストちゃんと仲良くするんだよ? じゃ、行ってきまーす」
「ちょっ……こんな奴と2人きりにされても困ります! 聞いてます!? 聞けって! ……ああ、もう!」
名前、考えておくなんて好きだった親みたいじゃん。与えて貰えると言うちっぽけなことで嬉しがる僕もまだ子供だ、と自分自身に呆れるも隠せない感情を噛み締めた。
これが、嬉しさ。
掴んだ土をぱらぱら手から落とせば木に手をやって立ち上がる。
黒い布から見える困惑の光。
嬉しさを噛み締めてる途中だけどこのロストには一言言ってやりたい。
「……こんな奴って何? 失礼だね、あんた。好きでこっちも2人きりになってるつもりじゃないけど……こ、これから宜しく」
短い付き合いになるかもしれないけど生活を共にするんだ、と思いながら言って。
*
ついったーで言った通り、スカ―くんでお願いします!
お揃いの悪役やぁ! 嬉しみ、やばいです。
総合掲示板
小説投稿掲示板
イラスト投稿掲示板
過去ログ倉庫
その他掲示板
スポンサード リンク