オリジナルなりきり掲示板

Re: 徒桜バーコード【〆切り】 ( No.52 )
日時: 2021/01/22 18:50
名前: 黒狐 (ID: 2fSLq59j)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

容赦なく(笑) では、始めさせて頂きますね!

>>48 続き

 只単に、普通に過ごしていた。
 何の変哲もなく、空の色も澄んだ青色であって問題も無く明日が来ると思っていた。が、それはただの思い込み。自身はバーコードであるので、普通の日々を送るのは非日常らしい。
 “ヒトを殺したい”そう思う理由は分からない。
 いつもならいけない事だと思っていたけれど今はもう、制御が出来ないのだ。
 倉庫から斧を持ち出して、母にそれを振るうった。
 やめて、落ち着いて。そんな事はどうでも良い、俺はヒトを殺したいだけ。
 返り血が付いた服のまま死んだ母を見つめ、殺した時の記憶を蘇らせて。
 アレは気分が良かった。もっと、もっと。もっと殺したい。近所のヒトと思い即座に出て来たのは友人の顔で、俺は即座にヒオウギの家に向かう。幸い鍵は掛かっておらず、簡単に侵入する事が出来た。
 二人もヒトが居たものだから、俺の口角は少しばかり上がっていたかもしれない。
 重い斧を持ち上げて、二人の断末魔を聞き。やはり返り血は増えたが、気にしないで良い。
 ああ、更に殺したい。そう考えた時にドアノブが音を立て。帰って来たんだ。
 流石に友人を殺すかは迷ったが、結論は友人だから殺したい、と。
 そう考え天を仰ぐヒオウギの背後に回り込んで。もう少しで殺せる所だったのに、と言わんばかりの顔を振り向いたヒオウギに向け。
 「……気分はどう?」