ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作小説、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

(/なんとかスランプ脱して書けました！お待たせしてしまって！あと自分でも書くの久しぶり過ぎて文章がほにゃほにゃしてるかもしれません！申し訳ない！)
>>65、>>71

「（おともだちに、ねぇ）」

　エミーの言葉に、一人考える。
　今の“お人形”の彼女ではその願いは実現不可能だろう。だが彼女に自我が戻ればあるいは――しかし自分に命じられているのはその“彼女”に自我を戻させないようにすること。
　エプロンのポケットに入れておいたソレが、何となく重たくなったような気がした。

「（まあでも、ボクにはやるしかないんだけど）」

　やらなければどんな目にあうか。自分だけが辛い目にあうのは別に良い……いや、良くはないが。最悪なのは、とちらりと目を向ける。いつの間にやらエミーの部屋についていたようだ。最愛の弟がドアを抑えながら笑みを浮かべてこちらを見ていて

「（まったく……お嬢様って言っているのにボクを見るなよ）」

　エミーならばこれしきの事で気分を害する事もないだろうが。
　まあそういう所もまたコイツの可愛い所だと、呆れ半分愛おしさ半分で思わず自分の口元も緩むのを感じながら

「ありがとう、ヒワ」

　今手に何もなければ、その自分のものとよく似た金色の髪を撫でてあげられるのにと残念に思いながら車椅子を押して部屋に入る。

「お嬢様、コレ……彼女はどちらへ？」

　モノ扱いすればよいのか、ヒト扱いすればよいのか一瞬言いよどむも、一応エミーの友だちになりたいというの意をくんで言い直し、部屋を見渡しながら彼女の置き場所を探して