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>>10
ここに来て何ヶ月経過した？
無駄に卑屈な馬鹿女に平和ボケした脳みそお花畑の阿呆なガキ｡右を向いても左を向いても馬鹿､馬鹿､馬鹿！ああ吐き気がする！私の周囲にはもう少し利口な奴は居ないのか！？
ふつふつと腹が立つのを抑えながら周りを見れば見慣れぬ水色の髪
そいつの手に握られた封筒にはコバルトブルーの封蝋｡こいつも『招待』された口か
しかし私が助けてやる義理も道理も無いな｡無視でよかろう


>>11
いつもと変わらぬ素晴らしい昼下がり
散歩の為に一歩外に足を運べば､暖かな気温に活気に満ち溢れた大通りに歌う小鳥達｡なんと素晴らしいのだろう！
あのわからず屋も､報酬を出し渋る守銭奴も居ない｡だが『正当な評価』を与えてくれた子供達は何処へ…
人混みの中に揺れる白い髪｡思わず目で追えば､見慣れた白い封筒に映えるコバルトブルー
珍しい！『招待』された人間か！
しかし彼女は望んでこの街へと足を運んだ様子では無い事は火を見るより明らか
手を伸ばし､彼女の袖を掴み人混みから路地裏へと引き込む
リヒャルト「ごきげんよう｡私､リヒャルトと申します｡何かお困りの様子でしたのでこうして人混みから引っばり出させていただきました」