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「醜いサンドリヨンの癖に王子様と結婚した分不相応の約立たずでごめんなさい！」
『シンデレラ』サンドラ
継母と義姉達からの長年によるいじめにより自己肯定感を失った
彼女がよく口にする『サンドリヨン』とは､暖炉や釜の掃除で灰を被った姿を本名の『サンドラ』を捩って嘲笑されたあだ名
服がぼろぼろなのも『私に似合うのはボロ布だって｡継母様も義姉様達もそう言っていたもの』との事
物語通り王子と結婚するも城の従者達からは平民出身という身分故に蔑まれ､自分自身も幸せな結婚生活が恐ろしくなり城から脱走した後イストワールに流れ着いた

「どうせ裏切られてしまうのならば､いっそ最初から助けなければ良いだけの事」
『鶴の恩返し』ツルエ
黒い髪に真っ白な和服を着た女性
『なにか』に怯えるかのように非情に徹している冷たい女性
本来の姿を老夫婦に見つかり､別れを告げるも彼女が織った布の価値に目が眩んだ二人に機織り部屋に閉じ込められてしまう
その後完成した布を渡す隙をついて逃走｡命からがらイストワールに着いたが本当の親の様に信用していた二人に裏切られたショックから今の様な思考になってしまった

『……？』
『人魚姫』タラサ
非常に無口で自分から語り掛けることは滅多にない少女
物語とは違い､口を聞けなくても愛すると誓う王子からの求婚に応じ結ばれるが口が聞けない事をいい事に周囲から虐められる
王子から文字を教えられた後､周囲からいじめられることを筆談で伝えると逆恨みした従者達に『人魚なら海に帰れ』と海に投げ込まれる
海の魔女により人間であったタラサは足の痛みも相まって泳ぐことも出来ずそのまま溺死してしまう
目が覚めると体はびしょ濡れのまま人間の姿でイストワールの浜辺に打ち上げられていた｡声も出る様になり歩く度に走る足の痛みも消えていた