ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作小説、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

>>38

「...つ、継実さ...ん？」
顔を上げてみれば、優しくしてくれる継実さんがいた。
でも、急にカモミールティーを自分で被っていたのでびっくりする。
何で自分でかけているのだろう、と。
体を起こして床に座り込むような体制になる。そして僕は、こんなことをされたから継実さんまで熱い思いをしてしまった。そう思ってしまった。

でも、継実さんはお揃いの香り。と笑いかけてくれていた。声を圧し殺して泣いていたのに、それで思い切り涙が水が溢れたコップの様に溢れてきた。

「...継実さん...熱くないんですか...ごめんなさい僕のせいで...僕があんなことされ...」
そこまで言って、言いとどまった。あの事は言って良いのだろうか言ってしまえば今度は継実さんがターゲットになるのではないか？
そう思い、言うのを止めて袖で涙を拭い