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>>22／よもさん
(／わいわい！　おっけいです敬礼！)
　
　夜露の姿が目に入って、彼が手を振っているのが分かる。元々早めていた歩調をさらに早めてしまいそうになるが、そこでふと周りを見回してみれば、女性やカップルと思しき2人組のなんと多いことであろうか。彼ら彼女らの視線はこちらに向いていないこそすれ、流石に男性に走り寄っていったら奇異の視線に晒されることであろう──自分は最悪いいものの、夜露は良くない──と思ってペースを落として。
　
「つゆ！　やっほー！」
　
　夜露の方へたどり着くと片手を上げそう言って、にこりと笑いかける。