オリジナルなりきり掲示板

Re: ──を、捕らうは雨檻と暮秋。【現代×異世界/交流】 ( No.19 )
日時: 2021/03/27 00:00
名前: 憑 ◆R1q13vozjY (ID: HZjgBtCK)

(/本日より也開始です! よろしくお願いします。ひとまず芹夏の分の出だし文のみ投下しますね)

【鹿討 芹夏 / オカルト研究会部室→雨の隠処(町の東) / 昼】

コンビニに行くわと言ってから約数十分後。コンビニから拝借したエナドリとサンドイッチをレジ袋に詰め込み、ついでにビニール傘も提げて部室へと戻ってきたものの、どうやら自分以外の部員はいないようであった。お手洗いにでも行ったのだろうか、まぁどうでも良いのだが。そう思いつつ、レジ袋からサンドイッチだけ取り出す。

「──こんなもので良いか」

キュッキュ、と音を立てながらホワイトボードに書きつける。『向こうの町に行ってくる』。文章の近くにデフォルメ化された鹿の絵も添えておいた。ツノがあるから鹿だと分かるはずだ、問題ない。
エナドリだけが入ったコンビニのレジ袋を手首に提げつつビニール傘を持って、教室の窓を開ければ、その向こう側に広がっているトンネルへと足を踏み出して

 ✳︎

「(……ここは……。うーん、住宅街か何かかな)」

目を開けて、はじめに広がったのは民家らしき建物が立ち並ぶ景色で。とりあえず雨に濡れないようビニール傘を広げながら、周りに誰か居ないだろうかと周囲を見渡しては辺りを散策し始めて