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- Re: ──を、捕らうは雨檻と暮秋。【現代×異世界/交流】 ( No.25 )
- 日時: 2021/03/28 02:36
- 名前: 憑 ◆R1q13vozjY (ID: HZjgBtCK)
>>24
【鼎 / 町の西】
「酒のあて、ですか」
「僕は、食事を楽しみに来ただけですよ」と微笑みを崩さぬまま相手の問いに答えつつ、まるで鸚鵡返しでもするかのようにぽつりとそう呟く。お酒は嗜む機会がそんなに無いためか、一体どんなものが肴に良いのかあまり想像がつかず。
「ええ。…あ、少し待っていてくれませんか? ちょっとそこで買ってくるので」
相手の提案に快諾をしつつ、大きく頷いてみせる。が、すぐに近くの大判焼の屋台の方へ顔を向けながらもそう告げては、他の客の邪魔にならぬよう唐傘を閉じながらも屋台の方へと消えていって。酒に大判焼は合わないだろうし、此処の店で彼女をあまり付き合わせるべきではないだろうという思いもあったが、食べ歩きできるものは出来るだけ食べ歩きで済ませたく思っての行動でもあり。
【鹿討芹夏 / 町の東】
「うん。……ずっと夕方のままだし、人も私たち以外には居ないからさ」
此処の住人ではないと見抜いているだけでなく私が人間であることも見抜いているのか、と僅かに驚いたような顔をするも、すぐにその表情は消えてしまい。相手の質問を肯定するかのように頷けば、何個か理由も簡単に付け加えて。
“まあ、そうなってしまったのは自分たちのせいなんだけど”。そんな言葉が頭の中を過るが、そんなことは口には出さず、代わりに「だから本当に退屈なんだよね。なんなら、こっちにいる方が楽しいかもしれないなーって思う」と冗談めかすように少し笑いながらも言い
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