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①／「意味は分からないけど、僕を必要としてくれる人がいるんでしょ？」／召使
難易度／★☆☆
　貴方はCruz家、団欒の城の召使として雇われています。
　掃除、料理……家事全般を難なくこなしますが、これが才能と言う訳ではありません。貴方の本当の才能と言うのは、実に洗脳です。ああ、違います。子供が想像するような機械などは使いませんよ。それじゃあ、貴方の才能では無いですものね。貴方の武器は「口くち」。相手を弱みに漬け込んだり、苛立った相手を達者な口でギャンブル廃人に仕立て上げた事だってありました。

　貴方はCruzの戦略の為に雇われましたが、別に嫌な気はしませんでした。
住民に、他の召使に、様々な手を使い王を敬うように仕立て上げろ、と命令をされています。ですが、それを命令された意味などは全く知りません。果たして、これは住民……箱庭町に良い影響があるのでしょうか。
　貴方は無事に命令を達成できるのでしょうか？将又――死が待ち受けているのでしょうか。

②／「馬鹿だから、私たちの戦略と言う物にも、気付かないでしょう？」／内通者
難易度／★★★
　貴方の目的は、団欒の城に召使として潜入し、有力な情報を外部に漏らす事です。というのも、貴方の双子の兄弟（③）が団欒の城の異変に気付いたから。貴方は臨機応変に動く事が出来るから、と兄弟に告げられ、昨年度から実行に移す事が出来たのです。召使の中では、無邪気で憎めない、少し抜けている――と言う評判を持たれている様です。まあ、勿論これも演じているのでしょう？だって、貴方は名探偵、Sasyaなのですから。

　まあ、精々賢く、バレない様に。死なない様に。この街に平和を振りまく如雨露にでもなって下さいね。

③／「頭脳だけが取り柄だった。勘なんて――信じなかったけど。今は、はぐらかしたら駄目だと思うんだ」／名探偵
難易度／★★☆
　貴方は箱庭町一番の頭脳を誇る、有名な探偵です。双子の兄弟（②）が居ます。貴方が異変に気付いたのは2年前、妃、王が死亡してからです。
　最近、変に住民が王の事を敬っているし、王と妃が同じ日に死んでしまうなんて――と疑問は出したら止まりませんでした。
それを確かめるべく、兄弟に団欒の城に言って欲しいと頼みます。

　毎夜毎夜、兄弟とは伝書鳩で互いの近況報告をし合っています。貴方の役割は、推理をして、住民を、箱庭町を、救う事でありました。

④／「面白いよね、ふふ。鳥籠の外、箱庭の外を知らずに。踊り狂っている」／王
難易度／★★★
　貴方は王様です。後継ぎとして控えていたのですが、早く王に成りたい、この世を支配したいと幼い気持ちのまま、実の親を手に掛けてしまうのです。貴方はもう狂ってしまっているのか、ひとを殺しても何とも思いませんでした。
　貴方は洗脳技術を巧みに操れる逸材（①）を雇います。これは、皆が皆、自分を敬わせるように仕組みました。
　ですが、全てが上手く行っているとは微塵も思えませんから、一応――いや、結構な対策を施したり、それなりの警戒を払っています。Sasya程の頭脳は持ち合わせていませんが、人並み以上に頭は良いようでした。

　貴方を突き動かすのは単なる我儘。でも、これほどになると、相当の力量が必要です。貴方の敵は住民全員。でも、でも――ああ、そうです。貴方が決めるのです。うふふ。