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>>335
茜side

「ひゃっ…」
勢い余り、烏天狗さんにぶつかる。
誤りつつ、その烏天狗さんに告げる事にした。
「その……僕、九十九茜です…夜宵は僕の祖母です」

魅雷side

「その……僕、九十九茜です…夜宵は僕の祖母です」
申し訳なさそうに私に言う少女。
認識は間違っていなかった。
「……夜宵さんは？」
「数年前に……もう」
嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ…信じたくない。
悲しいか分からないのに涙が溢れてきた。