オリジナルなりきり掲示板
- Re: 【指名制恋愛】逢魔が時さえ永遠に【募集中】 ( No.12 )
- 日時: 2021/07/15 07:00
- 名前: 伊吹 (ID: smoAuckL)
>>9
泣いている。助けてと言っている
それらを見て思い出したのは『我が子達』の姿
『母さん…みんな私たちに石を投げてくるの…!』
『おまえらはいみごだって。早くこの村から出ていけっていうの』
『私たち、産まれちゃダメな子だったの?』
ヤヨイ「違う、違うの。泣かないで」
無意識に、記憶の中の子供達への言葉が零れ、目の前の少年を抱きしめ撫でる
いつもの、再会への歓喜ではない。この泣き声を、彼の涙を鎮める為に
>>10
やはり、彼女は僕と同じく外に出ようとしている人だということを知り胸を撫で下ろす
ジャック「良かった…実を言うと、僕もなんです」
時折見かける何かが這ったような跡。大量の人形が窓から見下ろす屋敷…明らかにこの村は異常だと本能が告げている。なのに逃げれない
…理由は分かりきっていた。自分がどこの誰なのかすら分かっていないのに、この村から出ても意味が無い
ジャック「淑女にこんな事を頼むなんておかしいかもしれませんが、実は僕もこの村から出ようとしていて…もし宜しければ協力していただきたいのですが」
>>11
何か自分に関する手がかりはないのかと歩き回っていると、どぶんと何かが水に落ちる音がする
何事かと草を踏み分け音の方へと近づけば少しの波紋を残して静まり返る湖と湖畔に横たう少女が居た
水兵の制服に似た装いの彼女が眠る姿は古い画集の中に載せられていたオフィーリアの絵画の様だと目を奪われてしまう
彼女に近づき、濡れた頬に触れようと手を伸ばした瞬間彼女の目は開かれ体を起こし咳き込み始める
咄嗟に背後にある木陰へと隠れたがきょろきょろとあちらこちらを伺う彼女にとっては草を踏んだ音すら怯えさせるのには十分だったらしい
ジャック「怯えせてしまって申し訳ございません。怪しい者では無いのでご心配なさらずとも…」
誰かいるのかという問いかけに対し、これ以上怖がらせないようにと細心の注意を払いながらゆっくりと木陰から離れ歩みを進めた
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