ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作小説、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

>>17

【金木犀/売り場】

「ああ……ジャムね」

その手があったか、と言いたげに目を少し見開き。果物を煮詰めるくらいなら自分でもできるだろうし、名案だ。

「……急に誘ってくるなんて、クロッカスさんてけっこう積極的だね。……まあ、良いけどさ」

『それはいい案だね』と口を開こうとした刹那、相手からそんな提案が飛び出してくれば驚いたように目を瞬かせて。が、すぐに嬉しそうにふ、と目を細めてはどこか揶揄うような口調でそう言いながらも了承し。棚に近付いては近くにあった林檎を手に取って


>>18

【金木犀/アパート】

「んー、いや、寝癖が中々なおらなくってね」

用って程じゃないんだけど、と少し困った様な笑みを浮かべながらもそう言い、寝癖のついた後頭部を手で撫で付けるも寝癖が整う気配はなく

「この寝癖。これを放置するのは流石の僕でもどうかなって思ってさ。ガーデンローズさん何とかしてくれない？」

少し頭を下げるような形にして後頭部を見せてはそう言い、ぴょこっと派手に跳ねた寝癖を晒して