ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作小説、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

>>20
【金木犀/アパート】

「ほんと？」

相手の声が聞こえてはすぐに顔を上げつつもそう言えば、流されるがままに部屋の中へと入り。
案内された先を見ては、『たかが寝癖ぐらいで、そこまで本格的にやらなくても大丈夫なのに』と少し困惑したように僅かに眉を下げるも、すぐに平生の顔付きに戻って「うん」と小さく頷きつつも椅子に腰掛けて


>>21
【金木犀/売り場】

「うん……そうだね、それには僕も同意するよ」

ちらりと檸檬等を手にしている相手を見ながらも頷いてはそう言い。『桃とか無花果あたりも美味しそうだなぁ』などと考えながら、他はどの果物が良いだろうかと迷っている仕草を見せていたが、迷った末に桃を手に取って。

「あー……僕の部屋だと、ジャムを作る前に部屋の片付けをすることになるんじゃないかな」

両手に林檎と桃をそれぞれ数個ずつ持ったまま、相手の問いかけに少し考える素振りを見せるが、自分の部屋の散らかりようを思い出したのか、やや苦笑気味にそう言っては「僕的には、クロッカスさんの部屋の方が良いな」と続けて。