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>>39

【キツネノカミソリ/売り場】

売り場を一回りし次の髪飾りの材料や食料を見繕い、籠の中に入れ来た時と同じようにカバーをかけている。
さてそろそろ帰っても良いかと歩き始める。
その時に髪飾りの棚にいる人に気付く。

「お前さん、何を見てるのかね？」

それでもそこの棚には自分の作った髪飾りしか無い事を彼女は知っている。
ただ彼女はどんな人が自分の髪飾りを見ているのか純粋に気になっただけであった。