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>>40　大丈夫ですよっ！ご希望が幾つあろうと、楽しむことが也ですから！

紅蓮side

「うぅむ……そうじゃのぅ、歳は随分と昔に数えるのに飽きたからの、見た目は二十歳ぐらいだろうか」

顎に手を添えてそんな風に呟くように答える。歳を数えるのに飽きる程、長く生きているということか、と思いながら自分の言葉に思わず口角をあげた。

>>41　了解致しました！取り敢えず最初はアベル君が絡みますね～！

アベルside

「あら？誰か迷い人が来たみたい」

屋敷のテラスに置いているティーセットに手を掛けようとしたお嬢が微笑みを浮かべながら小さく呟く。そんな平然とした態度に思わず「へっ？」と声をあげてしまう。

「だから、森に誰か来たみたいよ。この屋敷に案内してあげて頂戴？」
「……はいよ」

そんなお嬢の我儘を仕方なく了承し屋敷の外に出た。